先日、母がお寺さんの行事に行くのに和服を着て行くと。

転ぶと危ないから洋服の方がいいのでは?と言いましたが、

やっぱり和服がいいと。


朝、母のところに行ったら着物と羽織が出してあって、

着物は自分で着られますが、帯が結べないので手を貸すことに。

その時に、ぽつりと


年老いて、着せてもらえる人がいないと着れないんだね…と。


母は自分の母親に着物一式を作ってあげたそうですが、

一度も手を通さずと、いつも怒っていました。


82歳になって、

着せてもらえる人がいなかったから、着れなかったんだね…

と、気づいたようです。


82歳になって気づくこともあるのかと、傍で私は思っていましたが、

もともと自分の思い通りにしてほしいとの思いが強い母なので、

なかなか気づきにくいものは、あるかと思います。

お寺では精進料理をいただき、お琴に尺八を楽しんできたようです。

行くときには歩いて一時間かかったところも、

帰りはご一緒した方に送っていただき、

上機嫌で帰ってきました。


上機嫌はいいですが、

いくら小さい大福とはいえ、一度に8個は食べ過ぎでは?