普通急行券 | 鉄道きさらんど

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先週JR旅客会社と民鉄各社が一斉に精神障碍者割引を導入した。

昔からある身体障碍者割引、知的障碍者割引はともかく精神障碍者への割引は国など公的機関がやるべきであり鉄道事業者の負担で新たにやれないというのがこれまでの鉄道業界の見解だった。しかし今になって一斉に割引を導入するのは国交省の働きかけがあったのだろう。

 

ところで、各社のリリースを読むと民鉄などは乗車券、回数券、定期券といった運賃部分だけだが、JR6社は介助者と一緒に旅行する場合料金券も割引の対象になることがわかる。

 

ただ、その対象になる料金券は普通急行券のみ。いまは定期列車は特急しかないので1年のうちほとんどは実質的に料金券の割引はないことになる。

臨時列車だと今年も飯田線秘境駅号や花たびそうや号が運転されるが、来年も運転された場合は割引の使いはどうなるのだろうか。JRの急行は特急とちがい自由席が基本で普通急行料金には指定席料金は含まれない。これらの列車は全車指定席なので、急行料金は割り引いて無割引の指定料金を別に収受するのだろう。