JR特急の表定速度 | 鉄道きさらんど

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今月のダイヤ改正でJR北海道の特急列車から表定速度100キロを超える列車はなくなった。すでに地元紙の記事で取り上げられていることだが、データの根拠になっている「交通新聞社の8月時点の数字」っていうのは鉄道ダイヤ情報8月号の39頁の事だろうか?

8月時点でのJR特急表定速度ベスト5は、1位がスーパー北斗15号で106.2km/h、2位がはくたか21号の103.1km/h、3位がスーパーカムイの102,6km/h、4位がサンダーバード31号102,1km/h、5位がスーパーひたち15号99,9km/hとJR北海道の列車が1位と3位を占めていた。

それが、ダイヤ改正でトップのスーパー北斗で92.8kmだと、スーパーあずさの93.1km/hよりも遅くなってしまった。いくらE351は車齢が古くなったし中央東線は首都圏発着の幹線の中では線形が悪く低規格といえ、高尾以西の高密度区間で団子状態で走る通勤電車に足を引っ張られているのが速度が伸び悩む原因なのを考えると、それよりダイヤの密度に余裕がある道内線区で高性能列車が性能を発揮できない、それだけの車両整備と保線と運転の技量が社員に身についていないJRHの状況は本当に深刻だ。

ちなみにDJ誌8月号39頁の表からわかる現在のJR特急表定速度ベスト5は、1位がはくたか21号の103.1km/h、2位がサンダーバード31号102,1km/h、3位がスーパーひたち15号99,9km/hとなり、そして4位はソニック17号99.2km/h、5位はフレッシュひたち29号93.6km/hとなり、6位スーパーあずさの93.1km/hに7位に陥落したスーパー北斗が続く格好となっている。