2018.2 art Truthの個展で発表させていただいた作品。

“トカレタキオクノオト” (制作年月2018.12)が

表装になっています夏 瞳さんの新詩集が8月に発刊になります。

 

 

 

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夏 瞳 新詩集Pale Blue Dot

 B6版120ページ

 編集・制作/editorial airplane

 画/川島 愛ゐ 

発行元/artTruth 

西海 由利

 2019/8/12発刊

 

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私の手元にも届きました 

 

 

 

夏 瞳 新詩集『Pale Blue Dot』との時間(感想)Aii Kawashima

 

Pale Blue Dot.. 

60十憶年先に光る 小さな点だという。ボイジャー1号が撮影した写真の名前のことだろうか
名前。



確かにそこにある。
それは形として 固定概念としては 「小さな粒、点」
なのかもしれないが それは地球時間ではなく宇宙時間の概念からすると 「大きな」「粒、点」であり
「永遠の始まり」なのであろう
大きくも小さくも ないのだろう
それすら 

 
夏 瞳さんの今回の詩集 「Pale Blue Dot」は
前発刊の詩集 「灑涙雨」 に対する RE ということだ。
中を開く 二つのドットのなかにある 言葉たち。
 
‐何もないって何がないの‐ 詩集より

と彼女がたちどまり 一つの点を見つけてしまったことにより
旅がはじまったような強い言葉が 立ち止まっている。

 

「小さな点を打つ」

そのまま 地に指をねじりながら
人の流れが右回りなら
高速の左回りで 点を打ちながら 天に線をつなぎ
生きている石だけをにぎって離さないのだろう…

 

 

詩を蒸かしながら ふっと笑みがでることもあるが
たいてい私の場合「どこをみているのかわからない」と
周りにはよく言われている。
 
今、赤土の壁を剥がしその土を再利用するため
中に混ざったぬりかべと藁をふるいにかけているのだ。
言葉でいう ふるいにかける という意味とは異なるが
固まった壁が垂直に落ち横に動きいっぱいに広がっていく
網の上に引っかかった
私の鼻腔にへばりつく
一枚に見えていた壁は小さな粒に戻っていく。
私のへその溝にとどまる…

 

たいてい私の場合「何を言っているのかわからない」と

周りにはよく言われている。
 
いつの砂なのか
 
あたまのなかで圧力のかかった点が 限界寸前でひろがって
今までより大きくというより 果てしなく世界を広げ ていく光景を
うかべていた
 
不可視くらいで驚くのが     人
潰されても声を出さないのが   虫     詩集より


「走り出した」
 
あたまのなかで圧力のかかった点が 限界寸前でひろがって
今までより大きくというより 果てしなく世界を広げ ていく光景を
うかべていた
 



 好きです この詩集。
なんだか よい。


感想らしきものを書いてしまいましたが
これは私の小さな点なので 
この新詩集がお手元に届き 点 (粒)が増えますように♪









 
 
私はもう一つの 点を 打った
2019.7制作 「Pale Blue Dot」
 
私も一つの点(Dot)を無に言葉を連呼させてみた作品
Pale Blue Dot