伝説の数学者
インドにラマヌジャンという伝説的天才数学者がいた。
生涯で3000以上の公式を発見した彼は、しかしながらその公式の証明をしなかった。
ヒラメキで公式を発見する彼はその公式に至る過程の理屈なんてどうでもよかったのだ。
彼は、寝ている時に女神さまが舌に公式を書いてくれたといっては周囲をはぐらかせた。
あまりにも天才的だったため初期の頃彼を認める学者はいなかった。
なにせ公式を発見しても証明しないのだから正しいのかどうかもわからない。
そんな彼を発掘したのがケンブリッジ大学のハーディー教授だった。
ハーディー教授は自らの最大の功績はラマヌジャンを発見したことだといっていたそうだ。
そんなハーディー教授が病気療養中のラマヌジャンを見舞いに訪れた時のエピソードがある。
教授は「今日乗ってきたタクシーのナンバーはなんの変哲もない番号だったよ」といった。
その番号は「1729」
ラマヌジャンは即座に答えた。
「そんなことありません。とても興味深い数字です。」
「それは2通りの2つの立方数の和で表せる最小の数です」
これは後にタクシー数と定義される整数になった。
あっ そうそう。 参考までにラマヌジャンが発見した公式をひとつ書いておこう。
円周率の公式。
こんな公式を寝ているあいだに舌に書いていく女神っていったい・・・
・・・