「今日は一日ユーミン三昧」という
NHKFMの番組を聞きながらブログを
書いています。
同世代のユーミン
そろそろ70歳ってことですね。
私は70歳ですから、
皆さんよりは老い先短いと思っています。
ですから、食事や生活や精神的なことを、
今更整えても仕方がないから、
さっさとお迎えが来ればいいのにと
思うことが時々あります。
一方で元気になりたいとか、
今よりももっと動けるようになりたい
とも思います。
私の細胞(体)や精神は、
感情に左右されるので、
そんな風に心があっちに行ったり、
こっちに行ったりするたびに、
不安定になります。
なかなか気づかなかったのですが、
どうもそんな風です。
この施設にも同じ病気の人がいます。
すでに電動車いすで
レバーひとつで移動している人も
何人かいます。
(上肢下肢ともかなり動きにくい状態)
その人たちを見ていて、
何か違和感を感じたのですが、
何に違和感を感じたのかわかりませんでした。
自分の不安定な感情と体調の関係に
気が付いたとき、
ハタッとこの違和感の正体がわかりました。
その人たちが施設内を
電動車いすで移動するスピードが、
いつも異常に速いのです。
例えは悪いのですが
暴走族のようです。
付き添いの介護士さんは
置いてきぼりです。
なんでそんなに急いでいるの?
って思ったとき、
自分も別のところでそうなんじゃないかと
思ったのです。
なんでもさっさとやらなければ
気が済まない性格。
ちゃっちゃと片づけたい性格。
スピードと効率を求める性格。
次第にそんなせわしない性格になっていたので、
体のリズムとは違う方向へ
無理をしていることに
気が付かなかったのです。
今歩いている速度は、
昔から比べたらまるでカタツムリ。
そうする必要があったのです。
そうしないと、体には無理なのです。
それにイラついて無理をすれば
なお悪くなるでしょう。
「今生きていることに感謝する」
といわれても、そんなことわからないよ~
って思いますが、
実は、体の調節が
うまくいっているから生きているのです。
そのためには、
今、がんがんに動かさなくてもいいところは
少し手を抜いて、
他へエネルギーを回すのでしょう。
自然動物はみんなそうですものね。
見えないから気が付かないだけで、
「自然治癒力」とは
そういうものなんではないでしょうか?
壊れかけたものを修繕するにも
順番があるように、
体もそうなんでしょう。
そう思うと「感謝する」って
わかる気がしませんか?
まだまだ自然界(宇宙)は
あなたが生きていることが
予定に組み込まれているのです。
何でも自分でコントロールしている
と思っているから、
自然の摂理は、人の思うようにはならないよ
ということを知らされているのではない
でしょうか?
私には
今は「カタツムリ」のスピードが丁度いい
ということを改めて認識することにします。