2.脳を捨てる、心で生きろ

脳を捨てるーと言っても何も考えないという事ではありません。

脳の働きには、思考や知識を吸収する働きや、
身体をコントロールするなど様々な働きがあります。

心(気持ちや望みなど)で生きるため…つまり心のままに思い通りに生きるためには、
脳をうまく使い、脳の仕組みとRASを知る事で一歩を踏み出すことができることが

分かっています。


RAS(ラス)とは、「Reticular Activating System」の略で、
日本語では「網様体賦活系」という名前です。

駅や空港、モールのような大勢の人が入り乱れる雑踏の中で、
「お呼び出しを申し上げます。どこどこの●●様…」と
自分の名前を呼ばれたとき、うるさくても気が付くのはこのRAS(ラス)働きです。

RAS(ラス)は、脳の機能の一つで、
「自分にとって必要な情報だけを脳にインプットするフィルター」
のような役目をしているものです。

脳はとても合理的につくられており、
効率よく情報のインプットをするようにできているのです。

つまり、なりたい自分、知りたい情報については
敏感に反応するシステムを持っているのです。
「心(マインド)」を変えるためには、「自分の脳みそを上手に使う」のです。

このRAS(ラス)をうまく使う事で病気の治癒に大きな影響を与えることも
最近の研究でわかってきています。

脳は難しい変化を嫌うのです。
つまり大量のエネルギーを余分に使うのを嫌がり
効率よく使おうとするのです。

自分の夢や、やりたい事を明確にイメージする事で、
RASがそれに関連する情報を得ようとしてくれるのです。

送られてくる情報のうち99%は自動的にRASが処理していることだということです。
そのことは、最近の科学誌の論文でも発表されているのです

自分が理想とする姿、生活を毎日イメージして習慣化すると、
脳はそうなろうと情報を得てくれ、その方向にあなたを誘導しようとするのです。

最初は毎日やりたい事、なりたい自分をくだらない事でいいので、
毎日考えて書き出してみましょう。
それを毎日繰り返し脳にインプットすることをやってみてください。


書き出した自分が理想とする姿、生活を1日一回読むだけでも
同一内容が脳に6回反映されるので潜在意識に組み込まれていきます。
必ずそこに近づいてきます。

どうするかはRASが教えてくれるので、
自分は、どうなりたいかだけ決めるということです。

大きな夢=奇想天外な望みは、小さな望み=夢の集まりです。
心に思う、身の回りの小さな前向きなことを習慣化するには、

まず、何を望んで生きているかが大事です。

スピリチュアルというと宗教じみたことのように思えるかもしれませんが、
RAS(ラス)という、脳の機能の理屈を知ることで、
興味をもって実践することができるようになることでしょう。

いつも言うように、自分を信じて信念を持って目標を貫きとおせば、
すべて自分次第で、できるということがわかってくるかと思います。