私は以前にこの病気になったのは自分の責任だと書いたことがある。
https://kibounohoshi.com/archives/99

他の人に責任を擦り付ける気持ちは全くないが、

自分の何がこの病気になるような要素だったのかいろいろ考えた。

誰もがそうだと思うが自分の人生を振り返ってみるといろいろな事があって

一言でこれが原因だと言えるようなことは見当たらない。
しかし、どうしてもその原因が分からなければ、いくら頑張っても完治というまでには

治しようがないような気がしている。

薬も点滴も医学的な治療も一切受けないという決断には、

自分で解決するという難題とも思える課題を出しているわけだ。

食事療法は、確かに素晴らしいし「食」について様々なことを考えるきっかけにもなった、

その上効果は高いと思っている。

一日一食を頑なに守って一年が経とうとしている。

取り組み始めたときは、あまりに「食」について雑念が多くて、

本当に続くか心配なところだらけだったが、とにかく続けると決めた以上必至で続けた。
この一年は本当に無我夢中と言うに相応しい程、とにかくよいと思う事は

片っ端から実行してみた。

自分の食欲や自分の「食いしん坊」と本当に戦う日々が続いた。
挫折しながら、食べては身体が辛くなり逆戻りをし、失敗しながらも一年続けた。

もう大丈夫、誘惑には負けずに一日一食!と堂々と言えるようになって、

一年間の食事療法を自己流ながら続けたことはとてもよかったと思っている。
自分の悪いところ、よいところがよく見え、やらなかったらわからなかったことが

いっぱいあった。

食べ方の加減や、自分に合うあわないもよくわかるようになっている。
もう、ずっと一日一食で行かれると思っているし、

ここからは自分の気持ちや周りのお節介に擦りまわされず実行していけば、

必ず今より体調は良くなるだろうと思える。

これは誰が何と言おうがひたすら続けたからだ。生菜食を始めると、最初はどんどんやせていくのは、腸の中が完全に変わっていないからだそうだ。

人によっては10㎏とか15㎏とかやせてくる。

私もガンガン痩せてしまいました。

半年くらいして、たまっていた宿便が全部出ると、腸内細菌叢が変わってくる。

そうなると、同じ食事でも全然やせなくなるし、むしろ太ってくる。

私の場合、太りはしないが、食べないことで身体(心が…?)が辛いということはなくなってきた。
甲田カーブが出てくるわけでだ。
だから、まずは宿便を出すこと。
全部出してしまって、今度は新しい腸内環境をつくり上げていく。
この甲田カーブが出るまでに最低6ヵ月はかかるという。
2年かかる人もある。
そして、その過程でいろんな病気が治ってくるという。
重症筋無力症という難病も治った例もある。
膠原病の多発性硬化症という非常にやっかいな病気も2年で完全に治った例がある。

時間はかかるのですが、続ける価値はあると言える。

それでいろいろな難病が治った記録をまとめたものが「生菜食健康法」(春秋社)と「生菜少食健康法のすすめ」(創元社)という本です。


それと同じことが生き方にも言える。

つまり、人は食べ物だけで生きているのではないからだ。

食事療法だけでは治りきらない…完治したとか回復しているとは言えない状態なのだ。

ここからどうすれば前に進むのか…日々模索していた。

何度も言うが、わたしは何が原因でこうなったか…ばかり自問自答している。

原因が分からなければ答えもわからない…と私は思っている。
だから難病なんだというのは、それでは答えにならないし、納得できない。


いろいろな本を読んでみた。
それはそれはいろいろな本…。
とても一言では言えないくらい様々なジャンル。

そして、とても一言では言えないくらい深い内容ではあるが、人の心や脳が、身体や人生にとても不思議な影響をもたらすということがかなりはっきりしてきた。

【自分が今、どうしてこうなったかを知りたければ鏡を見るといい。
その原因は、そこに映った貴方だ。】

その原因は、そこに映った貴方だとどの本にも書いてある。
そして、全ての問題の答えは自分が持っているとどの本にも書いてある。

では何が悪かったのだろうか…。
以前にも書いたが、「いい」「悪い」をジャッジしてはいけない。
更に著者はいう。
そういう問題でなく、その時はそれがいいと自分が望んだ…と突きつけられる。

後悔などしても何もならない。
今からどう変えていくとどう変わるのかが更なる問題だ。

全ての問題の答え、即ちどうなりたいのかは自分が持っている…とても深い。

自分が持って生きてきた、どうなりたいのかの結果が今だというのだ。

 

そうかと思えば、人生のシナリオを決めて、この世に生まれてきたという本もある。

 

【続きます】