昨晩のNYダウは176ドルの上昇。12月の米新築一戸建て住宅販売統計が大幅な落ち込みとなった事で、月末のFOMCに対する利下げ期待が膨らんだ事が上昇を支援した。米住宅市場は価格が下がろうが、金利が下がろうが大量の在庫が積みあがったままで、在庫解消のためにはさらなる価格の下落が予想される。明らかに悪材料ですが、FOMC直前という事で利下げ期待から株式市場にはプラスに働いた。FOMC後が怖い。
日経平均は、米株の上昇を受けて、ショートカバーやそれを期待した買いが入り390円高い13478円で今日の取引終了。東証一部売買代金は2兆5000億程度で昨日を少し下回った。様子見ムードが強く値幅が大きい割りには薄商い。連日上げたり下げたり値動きが派手ですが、あまり中身はない。
相場全体が乱高下しているという事もあると思いますが、個別の決算を受けた値動きが相場全体のムードを左右しているという感じはあまりない。これまでの所、どちらかと言えば下げの局面での下げ幅拡大要因になっている側面が強いという印象に変わりなし。
今週は、週末にかけてまだまだ米で大きな材料が控えている事に加え、中国株の動向があやしい事から、無理にリスクを取る場面ではない。