先週の日経平均は、週明けの大幅下落から週後半は、急反発という流れで慌しい一週間でした。材料の少ない一週間となる見通しが、終わってみれば、仏ソジェンの巨額損失や、FRBの緊急大幅利下げ、米の景気刺激策の予想より早い段階での暫定合意など、材料に振り回された一週間でした。


今週は、材料盛りだくさんです。まずは週の真ん中にある米FOMCが注目筆頭。それを過ぎた週末の雇用統計やISM製造業景気指数にも注目が集まる。それ以外に住宅関連の指標なども多く予定されています。現状今回のFOMCでどの程度の利下げがあるかという市場の見方は一致していない。FOMCに向けてすんなり米株が上昇して行くのは難しいと思われる。


日経平均は、先週後半の急反発の反動で下げてスタートの一週間となりそうです。週明けの新日鉄を筆頭に注目の決算が多く予定されています。決算を受けての個別の反応に注目して置きたい。先週は任天堂が決算を受けて売られました。円高の影響から計上利益の上方修正が見送られた事が背景。


主力株が軒並み5日線を回復して先週の取引を終えています。短期的には下げても5日線を維持していれば、リバウンド局面継続の可能性もあり、5日線に注目。個人的には楽観的な見方はしていません。