昨晩のNYダウは、196ドルの大幅反発。11月ADP米民間雇用者数が、エコノミスト予想5万人増に対して18万9000人増と、予想を大幅に上回った事が好感された。利下げ期待も後退しましたが、リセッション懸念後退と受け止められたようです。6日にサブプライムローンの借り手に対する救済策が発表されるという報道も昨晩はプラス材料になった。


今晩の救済策の発表、明日の晩の雇用統計、来週前半のFOMCと大きな材料が控えている状況で、まだ荒い値動きが続きそうです。住宅価格の下落が止まらない事や、信用収縮懸念の収束にはまだ時間がかかる事から、普通に考えれば米経済に明るさが見えるのはまだ先。


日経平均は、シカゴの先物が15860円と大幅高で返って来た事を受け寄り付きから高く始まった。終値15874円という事で、高値揉み合いのまま取引終了。


業種別上昇率上位には、1位の銀行など内需株が並ぶ。米でハイテクが買われた事から、ハイテクも物色対象になりました。特に半導体関連の上昇が目立つ。建設機械、鉄鋼、総合商社などは、5日線すら回復できず、パッとしない。


日経平均は上昇していても、個別に物色されているものを見れば、継続性に疑問符が付く。内需株が日経平均を引っ張るというシナリオは想定しづらい。今は日経平均が内需株を引っ張ってるのが現状。


次世代DVDレコーダー市場の10、11月シェア合計で「ブルーレイディスク」方式が、98%と「HD DVD」の2%に対して圧勝だそうです。これはもう決着が付いたと見て良さそうです。決着が付いたとなれば、普及に弾みがつきやすい。ソニー(6758)、松下電気(6752)、シャープ(6753)にちょっと長い目で見て注目して置きたい。