昨晩の米株は、NYダウ、ナスダックともに上昇。引き続きハイテク株の強さが上昇をささえた。NYダウは109ドル高。
しかし、今日の日経平均は92円安い16358円で今日の取引を終えました。シカゴの先物が16580円と高く返って来ていましたが、窓を埋めに行くには出来高が足りない。「今晩決算発表のメリル・リンチの決算で追加損失」の報道などから、マイナス圏まで売られる結果となった。それがなくても、米住宅指標の発表を控え上値を追う展開にはならなかったと思われる。
米メリル・リンチの第3・四半期決算はこのブログを書いている時点で出ています。79億ドルの評価損を計上し6年ぶりの赤字だそうです。これまで55億ドルの評価損とされていたので、報道通り追加損失があったという事です。すでに、決算発表を終えている多くの米金融機関もサブプライムに絡んで多額の損失を計上していますが、これで、損失処理が終わったという所がほとんどないという事が大きな問題。「悪材料出尽くし」にはまだ遠いのが現実。
今晩の米9月中古住宅販売の発表を受けて、今晩の米株がどう反応するのかに注目。発表は23:00辺りらしいです。米株は、NYダウ、ナスダックともに下落で始まってます。
今日はザラ場見れなかったので簡単ですが以上でまとめ。今の所、強気で買える材料がないという見方に変更はありません。