昨晩のNYダウは79ドルの下落、13968ドルで取引終了という事で引け値で14000ドル台を割りましたが、チャート的にはまだ上昇基調を維持してます。9月の米ISM非製造業景気指数で、雇用指数が改善していた事で、雇用統計に対する警戒感が出たようです。利下げ期待の後退は今の米株には悪材料。モルガン・スタンレーが、半導体セクターに対して厳しい見通しを示した事でハイテク株が売られた事も下げた要因。


日経平均は、107円安い17092円で今日の取引を終えました。100円以上安く始まった後、戻りを試す場面もありましたが、上値が重かった。昨日に比べてドル円で1円くらい円安になってましたが、外需株は反応なし、というより下げてました。総合商社、海運、鉄鋼、自動車、建設機械など、軒並み軟調。特に業種別で値下がり率一位が卸売り業という事で、円安で期待した方はがっかりだったと思います。上げたのは銀行、証券、その他金融という事でまたしても内需。


今日の動きを見て分かる事は、10月に入って日経平均は上昇していますが、積極的な動きはないという事。日本株の投資比率を維持するために、機関投資家が買い戻しているという見方が正解のように思われます。日本株を売りすぎた所や株価の下落によって結果的に日本株の投資比率が下がった所は、確かに多そうです。機械的に割安な銘柄に買いを入れているとすれば、最近の動きは多少理解できます。


明日の夜の米9月雇用統計を控えている上に、日本株市場は3連休を控えているので、気分的にはもう今週は終わった感じ。明日は、現在ポジションを持っているところがどう動くかという相場になりそう。