昨晩の米株は高安まちまち。ハイテク株が買われナスダックは上昇。金融株などが売られNYダウは下落。ナスダックが上昇した事と、シカゴの日経平均先物が上昇した事、円安方向の動きで、日経平均は高く始まり右肩上がりの展開。415円高い16569円で今日の取引を終えました。それにしても、随分派手に上げました。全面高。


上昇を後押ししたのは、「ブッシュ大統領がサブプライムローン借り手救済などの政策パッケージを31日に発表する。」というニュース。個人的には、期待先行で過剰に反応しすぎという印象。今晩のバーナンキFRB議長の講演に対する期待も重なったのかもしれません。投信の設定やドレッシング買いという月末要因や、債権買い株売りのポジション巻き返しの動きなど、色々な要素が重なった結果でしょうか。個人的には、今のところ「薄商いの中の乱高下には付き合わない」というスタンス継続。流れが変ったとは見てません。とりあえず今晩の米国にいろんな意味で注目。単純に考えれば、米国経済はかなり危険な状態であると判断できます。クレジット市場の信用収縮懸念という視点からは、すでに米国国内での問題ではすまないという事は明らか。信用収縮と言うと、救済策がありそうな感じがしますが、信用バブル崩壊と言った方が正しいと思われ、全てが救済される事は期待出来ない。


このブログを書いている22:40時点でNYダウは100ドルを超える上昇で始まっています。英株、独株も大幅上昇。ブッシュ大統領とバーナンキ議長に対する期待は大きいようです。


今日はザラ場見れなかったので、簡単にまとめました。