今日はザラ場見れなかったので、チャートとニュースから簡単にまとめ。


昨晩の米株は、小幅に上昇しましたが、時間外取引で決算発表があったインテル、ヤフーが大きく値を下げた事に加え、ベアー・スターンズが、サブプライム関連の投資で損失を出した傘下の2つのヘッジファンドについて「ほぼ無価値」との見解を示した事から、今晩の米株に対する警戒感が広まった。日経平均は、先物主導で、寄り付きから下げる展開で、10:00辺りからは18000円前後での揉み合い。201円安い18015円で今日の取引を終えました。


日経平均は、大きく下げましたが、レンジ内での下げという範囲にとどまって居ます。個別に見ても、昨日までの流れが変ったという印象はない。今晩の米株次第では、日経平均の下値切り上げのチャートが崩れそうですが、それは今晩の米株を待って見なければ分からない。個人的には、明日崩れなくても、米株はいつ急落してもおかしくないと見ているので、しばらく様子見継続。少し下げたくらいでは、押し目買いのチャンスには見えない。


幅広く売られる中、業種別で唯一上昇したのは鉄鋼ですが、大して上げていません。その他は、カーボン株の日本カーボン(5302)や鉛関連株の東邦亜鉛(5707)、三菱マテリアル(5711)などが物色された。昨日物色された、新潟の地震の復興思惑の建設株などは荒い値動きで高安まちまち。


イラン産原油の代金を円建て決済する要請を受けている事に関しては、円建て決済に向けて動いているようです。アメリカのメンツにかかわる問題なので、スムーズに移行とは行かないのでは?と見てましたが、アメリカが黙認するなら、円建て決済になるのは時間の問題のようです。イランが米ドル資産を減らす動きは相当進んでいるので、今更抵抗しないのかもしれません。これに関しては為替に大きな影響はなさそうです。


新潟の地震に関連しては、原発の安全性に関する問題が次々と出て来ていて、明日以降の展開が気になります。


個人的に最大のリスクと見ている米サブプライム問題は悪化傾向継続してます。どういうタイミングで影響の拡大が表面化してくるのかが見えませんが、リスク回避継続。