今日はザラ場見れなかったので、簡単にまとめ。
昨晩の米株、安く始まりましたが、大幅反発で取引終了。個人的には今週前半、NYダウが13300ドルキープ出来るかどうかが正念場と見てましたが、引け値ではキープしました。だからといって見通しが明るくなった訳でもなく、楽観的な見通しは持っていません。
今日の日経平均はシカゴの先物が17965円と高く返って来ていましたが、外国証券経由の寄り付き前の注文状況が大幅売り越しだった事や、寄り付き前に発表された5月鉱工業生産が予想を下振れた事で、微妙な空気だったようです。今晩のFOMCの結果発表や、明日の寄り付き前の5月消費者物価などを控えている事からも様子見ムードが強まり、東証一部の売買代金は2兆4000億弱と低調。日経平均は17915円と高く始まった後は、小幅なレンジでの揉み合いで、82円高い17932円で今日の取引を終えています。
日経平均は反発しましたが、個別に見ると、新興国関連銘柄がさえない。もっと大雑把に言えば、大型株全般がさえない。今日上げていたのは、小型株、その次に中型株、最後に大型株。売買代金が低調なので仕方がない気もしますが、頼りない反発。昨日に引き続き百貨店株の上昇が目立つ。鉄鋼は業種別下落率一位で、三位は海運でした。今日の個別の動きから判断すれば、市場のムードは、先高期待よりも、警戒感が強いという印象。
個人的な見方は大筋変更なしです。リスクが高い状況という判断継続。長期金利、為替、株式市場がお互いに意識しあって緊張感が高まっているという印象。引き続き急激な動きに警戒。最近70ドル手前で推移している原油先物も気になります。