昨晩の米株は、上昇一服という事で小幅下落。相場の重石となったのは、一時70ドルに迫った原油先物の上昇と、弱い住宅指標。6月の住宅建設者指数が1991年2月以来の低水準だったという事で、住宅市場の底はまだ見えない。
シカゴの日経平均先物は18230円と小幅高。外資系証券経由の寄り付き前の注文状況は小幅に買い越しでした。日経平均は小安く始まった後は、そのまま小幅なレンジでの揉み合いで、今日もザラ場の動きなし。ザラ場を通してほぼマイナス圏で推移していましたが、大引け前にインデックス買いが入り14円高い18163円で今日の取引を終えています。今日の安値、18103円、高値18163円で、ザラ場の値動きは60円程度。売買代金も昨日に引き続き低調。
昨日、業種別値上がり率一位の海運は、今日は値下がり率一位。用船料が大幅続落したとの報道に反応したようです。鉄鋼石や石炭を運ぶケープ型は直近高値から35%から40%安くなっているという事なので、結構な急落ぶり。ここまでの用船料の推移が分からないので、判断しづらいですが、目先は強気の押し目買いは避けた方がよさそうです。長い目で見れば海運は引き続き注目。
個別には上げている銘柄もありますが、鉄鋼・総合商社などを筆頭に全体的に軟調。売買代金が低調な状況では、循環物色になるしかないという感じ。18000円台で下値を固めるという見方からは、もう少し押してもいい場面だが、下げないという事は先高期待が強い事の表れか。それとも上に行くにも下に行くにもエネルギー不足という事か。ザラ場の動きが少ない日が続いていて、判断しづらい。
今晩も米株と為替の動きに注目。特に為替は、日本からのFXや投資信託経由の円売りの動きが大きく影響しているらしく、円安・円高どにらに対しても急な動きが懸念されているようです。後は、今晩も米では住宅関連の指標の発表があるので、とりあえず注目。
どうも判断に困る状況ですが、個人的には、新日鉄(5401)に900円を超えて行くというムードがない事と、海運株が軟調な事で、様子見。
明日はザラ場見れないので更新遅くなると思います。