金曜日の米株は、消費者物価指数のコア指数が予想を下回った事で、続伸。インフレが抑制されているという見方から、長期金利の上昇の動きはこのまま落ち着きそうです。5%超の水準で高止まりしてしまうと、買収案件の減少や、底が見えていない住宅市場への悪影響なども懸念されますが、とりあえずは一安心。米株は、長期金利の急上昇を背景とした下落から回復して一週間の取引を終えています。


米長期金利の落ち着きを受けて、日本の長期金利もこのまま落ち着く見通し。目先2%を超えて行く心配はしなくて良さそう。シカゴの先物が18180円と高く返ってきているので、日経平均は週明けから高く始まりそうです。同時株安前の高値更新に期待がかかる。先週後半、出来高を伴わずに窓を開けながら上昇して来ているのが多少気がかりで、明日の売買代金に注目。売買代金が伴った上昇となれば、目先強い動きが期待できる。


個別の注目筆頭は新日鉄(5401)。新日鉄がなかなか超えられない900円台に乗せれば、日本株市場に活気が戻って来る可能性が高い。新日鉄以外も、新興国がらみの銘柄に注目という事で変更無し。欲しい銘柄がほとんど高値圏にあって手を出しづらいのが悩み所。


今週の日経平均は、好調な米株を確認しながら、強い動きが期待できそうです。週明けに、米の住宅関連の指標の発表があるので一応注目。ここまで、弱い住宅市場は無視され続けているのであまり心配する必要はないかもしれませんが、現状米経済の爆弾だと思いますので、まったく気にしないという訳にも行かない。


見通しに変更あれば、今週もそのつど書いて行きます。