今日の日経平均、シカゴの先物が17950円と高く返って来ていた事を受けて、高く始まりますが、次第に上値が重くなり下げる展開。55円高い17840円で今日の取引を終えています。高値は09:49の17932円。


個別には、鉄鋼・海運・建設機械など相場を引っ張っていた銘柄に、高く始まった後、利益確定の売りに押されマイナスで終わるという動きが目立ちました。上昇していたのは、精密機器・保険業・自動車など。


全体的には、日米の長期金利の動向に対する警戒感から上値の重い展開、という事で見通しにそった動きでした。このブログでは、日経平均が強い動きなら、あくまで新興国がらみの銘柄狙いというスタンス。長期金利上昇で買われそうな銀行株が、それほど反応していないのは、驚く事ではない。仮に明日以降上昇しても、乗らない方針。長期金利上昇でも、借り手がいなければ、利益になりません。銀行から金を借りたい代表の中小企業は、厳しい経営状態で、借り控えの動きも懸念される。単純に利益に結びつく可能性は低い。


今日の日本の長期金利は、1.9%台で引けています。日米の長期金利を睨みながらの動きが続くという見方継続で、リスク回避優先継続。