まずは、昨晩の米株から。終値ベースでは、小幅に前日比高安まちまちでしたが、2月米新築住宅販売が3.9%減と2ヶ月連続で減少。想定外の減少幅で7年ぶりの低水準だったそうで、NYダウは一時100ドル以上下げる場面もありました。ハイテク株が買われて、引けにかけては値を戻していますが、不安定な状況が続いている事を確認。28日のバーナンキ米FRB議長の証言に対する注目度が高まります。景気減速懸念が高まれば(米株売られる)、早期利下げがすぐに期待されますが(そこで米株買い戻される)、インフレ懸念も継続しているので、そう簡単に利下げとは行かないと思われます。景気後退回避とインフレ回避ではインフレ回避が優先されるでしょうから、年後半にかけて米が景気後退に突入して行くという事も多少は想定して置いた方が良さそうです。サブプライムローンの問題は、住宅バブル崩壊懸念の一部でしかない事を頭の端っこにでも入れて置いた方がよさそう。
日経平均は、配当や優待を取りに行っていた個人投資が多かったようで、配当・優待で買われていた銘柄の売りが目立ちました。160円以上安く始まり、その後前引けにかけて、前日終値一歩手前まで上昇する場面もありましたが、後場はまたズルズル下げる展開で、156円安い17365円で今日の取引を終えています。ザラ場中は先物主導の印象が強かったですね。寄り付きの大幅な下げも先物が主導していたようにも見えましたが、これは気のせいかも知れません。出来高が物足りないのはあいかわらずで、先物に振られやすいのはしかたがない。大口の主体的な動きは4月まで待たないと期待できない感じ。
昨日上昇が目立った新興市場ですが、今日さっそく下げてます。やはり本格的な反発とはならないようです。目先の反発も期待出来ないようで、またしばらく放置。
個人的には、現状下で待つスタンスなので、下げるのは歓迎。日経平均が雲の中に逆戻りで少し期待しています。明日はザラ場見れないので、少し更新遅くなるかも知れませんがよろしくおねがいします。