今日の日経平均は、寄り付きから17000円台回復を試す動きで、買い注文が殺到しましたが、全面寄り付き天井という感じ。寄り付き前の気配が凄かった。新日鉄(5401)は950円辺り、トヨタ(7203)が8000円辺り(どちらも始値はもっと下でした)。という感じで、寄り付きの前後だけ見れば、「もう世界同時株安は完全に終わりました」というムード。昨晩の米株は、反発したとは言え、自律反発の範囲内。円高の動きは、落ち着いたとは言え、まだ警戒感が残る中での膠着状態。しかも、週末にSQを控えている中で、高水準の裁定買い残が解消売りの動きという事を考えれば、(おそらく国内勢だと思うが)買い方は焦り過ぎ。79円安い16764円で今日の取引を終えています。
ザラ場中の動きは、上にも下にも先物に振り回される感じで荒っぽい値動き。相場の柱である新日鉄まで乱高下という事で、市場全体が「てんやわんやですよ」という感じ。安値圏で引けている事から、売買代金が膨らんだ上に、チャート上に嫌なローソク足を作ってしまいました。
新興市場は、高安まちまち。日経平均にあわせて上下していただけのような感じ。
海外株と為替の動きには引き続き注目。今日の動きを見る限り、国内勢はまだまだ元気という印象。為替が円安に振れれば、一気に上値追いの展開に持ち込むような銘柄も多そうです。持たざるリスクがあるのも事実ですが、個人的には16000円台前半まで想定を継続で、まだ様子見。
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