昨晩の米株は下落。寄り付き前の外国証券経由の注文状況は売り越し。日経平均は、昨日大きく下げた銘柄に押し目買いの動きと買い戻しの動きで、小幅高で始まった後は、円安の動きとアジア株の反発が支援材料となり上げ幅を広げ、202円高い16844円で今日の取引を終えています。1455銘柄が上昇と幅広く反発。大幅反発ですが、ここまでの下げ幅を考えれば、下げ一服の自律反発の範囲内。円キャリートレードに絡む為替の動きに対する不透明感が払拭できない中、方向感が出にくい感じ。悪材料に大きく反応しやすい状況は、まだ脱していない。
個別に目立ったのは新日鉄(5401)で、昨日の大幅な下落から一転。なんと年初来高値を更新しています。相場の柱である銘柄にしては値動きが荒すぎる。「今週の見通し」で書いた通り、新日鉄の動きに乗る気はありませんが、買い方はちょっとやり過ぎな感じ。個人的には、強気材料というよりは警戒材料。
新興市場も大幅反発の動きでしたが、特に見通しに変更なし。
まだ為替と海外株の動向に神経質な状況が続くと思われます。明日の寄り付き前までの為替と海外株の動向にとりあえず注目ですね。