今日は、寝起きから米株暴落のニュースで、気疲れのする一日となりました。ザラ場、最後の30分だけしか見てないので、チャートとニュースからまとめです。
まず、昨晩の米株は、米経済の先行き不透明感が強まる中、昨日の中国株の記録的急落が引き金になり、上昇チャートの底が抜ける感じでの大幅安。NYダウは100ドル下げれば大幅安と言われますが、一時500ドルを越す下げ幅という事でかなりのインパクト。寄り付き前の外国証券経由の注文状況は3330万株の売り越しで、かなり大幅な売り越し。それを受けて、日本株の寄り付きはパニック的に売り注文が殺到で軒並みストップ安気配。なかなか寄り付かない銘柄も多かったようですが、個別に見渡すと、大体寄り付きが今日の底値になっていたようです。ほとんどの銘柄は、押し目待ちの買いなどが入り、寄り付きからはある程度反発しています。日経平均は、515円安い17604円で今日の取引を終えています。東証一部は、33業種全て下落で、97%の銘柄が下げてます。売買代金は4兆8282億円でSQ算定日を含めても過去最高だそうです。
昨日書いた「嫌な感じ」が、かなり極端な形で現実になってしまいました。終値ベースでは、前日比5%以内の下落にとどまっている銘柄も多いので、「こんなに下がったら売るに売れない」というほどではない感じ。まだ含み益があるという方も多いと思います。問題は明日からの動きをどう見るかという事。
日経平均のチャートだけを見れば、「今回の下げはいい調整になる。いい押し目買いのチャンス」と楽観的な事も言えますが。ここまで、海外からの「これでもか」というくらいの積極的な買い越し姿勢で上げてきていた事を思えば、海外投資家がどう動くかという事が判断材料になるのが現実。それを確認できるまでは、手仕舞う方向で対応したい状況。運良く明日反発なら喜んで売りたい所。とりあえず、今晩の米株の反発を期待。
新興市場も、東証一部と同じような動き。ほぼ寄り底という感じ。もともと買い材料に乏しく、東証一部銘柄よりリスクが高いと思われます。
目先の動きは現状かなり不透明で、「リスク回避」を第一に考えたい場面。今晩の米株が反発でも、明日の晩は分からないと思った方がいい状況だと思います。