今週はいよいよ決算発表が本格化してきます。市場からは、円安や原油安などから上ブレ期待が大きいですね。実際に先週の決算発表でも、円安効果による利益を多く計上している銘柄が多数ありましたが、日経平均の上昇を後押しするというよりは、下支えになっていた印象。個人的には円安効果は織り込み済みの可能性が高いと見ています。それより気になるのは、外国人投資家の買い越し基調がまだ続くのかという事。記録更新の裁定買い残の多さや急激な円高の動きに対する懸念。それから米株の動向。


基本的には、決算発表を睨んだ、個別の業績相場になると思います。外国人投資家の買い越し基調が続けば、日経平均は、再度昨年4月の高値にトライする場面はあると思いますが、上抜ける可能性は、現状では先週に引き続き低いと見てます。下値は17200円辺りまでは想定。


新興市場は、デイトレ相場継続で、指数はジリ安か横ばいと見てます。ミクシィ(2121)の決算発表などもあるので、指数の急落や急上昇もあるかもしれませんが、基本はデイトレの個別物色だと思います。


今週は新日鉄(5401)の決算発表などもあり、株価がどう反応するのか気になりますね。決算発表のピークは来週の金曜日ですが、今週ある程度、好決算に対する市場の反応が見えてくると思います。日経平均が18000円を目指すという強気の見方に乗るなら、動く前に買いたい所。個人的には、今のところ乗る気はありません。今週もよろしくおねがいします。