今週の日本株式市場は、明日4日は大発会で前場のみの半日取引、5日は金曜日、二日間で実質一日半だけなので、今週に限定せず、年明けの相場の注目点を簡単にまとめておきます。
まずは、今晩の米株の動きに注目、少なくとも明日の寄り付きには影響すると思われます。
東証1部銘柄は、やはり新日鉄(5401)に注目、暴走気味に上昇して来ているので調整局面には注意が必要。その他はトヨタ(7203)、コマツ(6301)、キーエンス(6861)など、外需関連の大型株でこちらも調整を警戒。とりあえずは、利益確定のタイミングを探る時だと見てます。新規は押し目待ちで様子見。
今年は外需大型株を中心とした相場になる事を前提とすれば、為替の動きに注目という事になりますが、円安の目安は120円、円高の目安は100円を割らない範囲で100円近くまで、と多くの人が予想しています。現在の一ドル119円という水準は現状これ以上の円安はあまり望めないという事です。外需株を強気で仕込むタイミングはとりあえず終わっていると思われます。
日経平均が底硬く推移するなら、業績右肩上がり、株価右肩下がりの内需株に注目。T&Gニーズ(4331)、ラウンドワン(4680)、いずれも下落トレンドの中にあるので、安易に底を判断するのは危険ですが、成長期待から、今年見直されるタイミングを待ちたい銘柄。とりあえず年明け注目。
新興三市場指数は、一回崩れる可能性が高いと見てます。とりあえずは、手出し無用で様子見。一月の新興市場は上昇しやすいと、強気な見方もあるようですが、ネット証券経由の個人投資家の新興市場離れが拡大していく可能性を考えると腰が引けます。
明日は半日だけですが、どんな相場になるのか楽しみです。