昨日の続きです。
新興市場、人気銘柄を個別に見ても下落基調の中での買い戻しの動きの範囲内と判断していいと思います。銘柄によっては上値が重くなるところまでもう少し買われるかなと思えるものも多いので、明日続伸の可能性もありますが。ここからの買いは危険と見るのが自然。見通しに変更なしです。まだ底を打ったと判断するのは早いと思います。
最近ニュースを見ていても、個人消費や内需に対する先行き不透明感をあおるニュースが目立ちます。「法改正によって、サラリーマンの残業代が支払われなくなる⇒問題になっているサービス残業が合法化される」、「厚生年金加入の条件を低くしてパートの厚生年金加入を促進させる⇒ただでさえ厳しい外食・小売りの利益圧迫」など、さらに来年には消費税率アップの議論が始まる事は誰もが知っている事。個人の消費が回復するような政策はどこにあるのか疑問です。個人所得の二極化を推し進める政策と見れば、高級品の消費にのみ頼った政策という事。株価に対しては「証券軽減税率」の議論の行方も懸念材料。外国人投資家の売り越し基調がここから始まっているという見方もあります。
昨晩のNYダウ、ナスダックは続伸。為替は円高に振れているので、輸出関連銘柄に警戒。シカゴ日経平均先物は15800円という事で、とりあえず明日は下げて始まりそうです。薄商いが予想されるので、寄り付き後の動きは読みにくいですが、上げても下げても買いに入るタイミングではないと思います。
明日もザラ場見れないので、簡単なまとめになると思いますが、よろしくお願いします。