昨晩の米株は、景気減速懸念とインフレ懸念の綱引き状態継続で小幅ながら上昇して終わりました。
個人的には綱引きはしばらくは続くとみてます。
あまり心配してません。
米株の上昇を受け日経平均、小幅高で始まりましたが、先物先導で、想定外の前場急上昇、後場一時16200円を超える場面もありましたが、16140.76円で今日の取引を終えています。
市場の見方はいろいろあるようですが、ここは、シンプルに「閑散とした状態で、先物の仕掛けが決まって、短期の「売り」の買戻しなども巻き込みながら、大きく動いてしまっただけ」と見てます。
閑散とした相場の時には、なんとなくある「市場のムード」と逆に動きだすと、大きく振れちゃう時ってよくあります。
結果的には、日経平均は16000円をはさんだ揉み合い状態を確認できましたね。
問題は新興市場です。
ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数、小幅ながらみんな前日比マイナスで取引終了でした。
もし今日、日経平均が下がっていたらと思うとぞっとします。
今週はソフトバンクと楽天のダブルパンチで新興市場はフラフラです。
楽天ストップ安のきっかけになった「週刊新潮」の記事は、話としては随分前からあるもので、目新しいものではなかったようですが(私は実際の記事を読んでません)、楽天の場合、「強制捜査」や「逮捕」という言葉に現実味を感じてしまうので、新興市場参加者が今年前半の悪夢のような相場を思い出してしまうのも無理はないですね。
個人的には、「三木谷社長逮捕」、という事も想定して置いた方がいいと思います。
黒い噂がいっぱいあるのは事実ですし。
という事で、新興市場はキャッシュに比重を置いたポジションでじっくり押し目待ち継続です。
日経平均は16000円をはさんだ揉み合いとみてよさそうです。