書きかけのような終わりでも良いと思った。
自分の時間軸に、これ以上巻き込みたくなかった。
さらっと少しずつ、お互い別れた。
無理を感じていたら幸せには出来ない。そして、
もっと相手の家族や親族や友人たちにも。
逃げたかのようで、そう捉えられても仕方ない事。
醜い言葉も争いも無かった。
時が、もう交わらなくなった。
もっと言えば、やっぱり父さん自分の過去の別れで
未だ幼い三人子が今でも気付いていない痛みや
悲しみや苦しみを経た事だろうと思う。
そんな事も折々に脳裏に浮かんでいた。
やっぱり逃げたんだなと自分でも思う。
自分中で壊れているんだなと思う。何が。
未だ言葉にはならない心の中の何かが、
壊れてしまっている。
一緒にいて、ふと、ずっと感じていた事だった。
自信とかでは無い。
裏返したら、何かが怖いとも。
それが何かも分からない。
臆病さでも無い。狡さでも無い。結局、何か
未だ浮かばない。いつか分かるときがくるかも
知れない。と、書いていても分かる事は、
別れの時も過ぎて行った。暑い夏。
いつも現実…。年下の彼女とは。
別れて半年が過ぎた。同じ夏を過ごせずと、
今年の夏も当たり前のように暑い。
結婚だ。
男=僕は弱い。女性=彼女は随分と年下だけど
強い。弱さは甘えになってた。
もちろん彼女の弱さも長い時だったから知ってる。
それは当たり前の弱さであるから 、
僕が未来像を描けないと思ったから。
僕の健康はCFSと認定されないようになってきた。
がくんっと眩暈で人に心配されないようになった。
二回だけ彼女には驚かせてしまった。
ひとり…否。あの時の酷い頃には冷たい目を向けてた
人も居たと。慣れっこだけれど彼女には年相応で
見せたくなかった。そんな事 も話した。
三人子の事も、みんな、みんな偽りない全てだった。
結婚って…。
走馬燈のように…もうストップしてと自身で止めた。
卑怯な自分だ。彼女のご両親の事。
上司であり個人情報って…。教えて貰う前から知ってた。
検索したら…。
『結婚』と言う言葉から無理だと。僕自身は結論として
逃げてしまった。
だったら何で付き合っていたのかと、最低な自分だ。
今年の夏の冷房の温度は決められない。
1人の男の部屋になってしまった。
ごめんね。
でも、昨日の夜突然に
お見合いしますと…。
さあ廻して、ひとつ、ひとつ。それは
苦行と言うよりも拷問に近い。
皆んなが座っている。
さあ、どうぞとは誰も言わない。
静かに自分の皿を出しつつ、受け取る。
見つめる。また、廻って来る。
山積みの皿は父さん。
皆んな少ないねと、父さんは、ふと
気がつく。
お腹が減ったよ、父さん。?
お皿を配膳していたと思う人は居ない。
うん、そうだね。
白い猫が居るよ、父さん。
可愛いね、小さいね。赤ちゃんだね。
お腹減ってるよ。
うん、鳴いてるね。
すっと皆んなの手で抱き上げた。
僕たちは丸テーブルから離れた事も、
忘れてた。
美味しい?猫が喋らないでしょ。
みゃん。
あれ?喋ってるのかなぁ。そう、そう。
うちらも食べよう。
皆んな作れるよ、父さん以外ねっ。
へっ?
さあ、どうぞ。ほら、コップも。
おいおい、未だアルコールあかんやん。
父さん、もう酔ってるの?
そうか…。乾杯〜。
ずっと昔に見た夢だった。確かに不器用な長男さえ料理出来てた。
それを、食べたね。皆んながアルコールが
OKの…次男は…。頃に父さんが帰る度に
一緒に呑み食べしてたね。
お盆の今年は工事だから、お正月以来、
皆んなが一緒になれない。
父さんは未だ丸テーブルに着座してるかも。時のみを単に積み重ねただけかも。
もう一人の円卓になっている事を、
すっと見つめつつ。
座席も一人だ。手を伸ばせば一枚の
廻らない円卓だ。そうだね、掃除。
片付け。
父さんは、ふと思うよ。全部、片付けが
終わったら、どうなんだろうかと。
綺麗過ぎるよりも、未だ、こっち拭かなくては。
片付け未だあるなと。
それで良いと今は今の時しか無いから。
そう感じているよ。
自分の時間さんへ。