冬コミに向けて、オリジナル小説、Fate/celesteを執筆中です
celeste 世話焼きサーヴァント
「全く…いつまで寝ていらっしゃるの?」
キャスターとして召喚されてより数日…
私のマスターときたら、全くもってなっていませんでした
「未だ、9時…」
「もう9時ですわ!」
夜遅くまで起きていらっしゃるのは分かりますが、せめて一度は起きて、食事ぐらいして頂かないと落ち着きません
「今日は、焼き魚と香の物ですわ」
起きて下さいと、念押しをすれば…
「魚…嫌い…」
全く…
私のマスターときたら、人の好意を無下にするなんて…
「許せませんわ!毎日、お人形とお付き合いばかりしていては、一人前とは言えません!」
怒りに任せて、一気にまくし立てれば、マスターが布団の隙間から顔を出し、一言…
「小姑…」
「……何ですって!」
私はマスターの為に、持てる魔力を尽くして起こしましたわ
それだけです
キャスターとして召喚されてより数日…
私のマスターときたら、全くもってなっていませんでした
「未だ、9時…」
「もう9時ですわ!」
夜遅くまで起きていらっしゃるのは分かりますが、せめて一度は起きて、食事ぐらいして頂かないと落ち着きません
「今日は、焼き魚と香の物ですわ」
起きて下さいと、念押しをすれば…
「魚…嫌い…」
全く…
私のマスターときたら、人の好意を無下にするなんて…
「許せませんわ!毎日、お人形とお付き合いばかりしていては、一人前とは言えません!」
怒りに任せて、一気にまくし立てれば、マスターが布団の隙間から顔を出し、一言…
「小姑…」
「……何ですって!」
私はマスターの為に、持てる魔力を尽くして起こしましたわ
それだけです
celeste トラブルサーヴァント2
召喚されたのは、確かにバーサーカーだった筈
当人が、そのクラス名を名乗っていたのも事実
それなのに…
「バーサーカー、これはどう言う事かな?」
見事に家中の電化製品がばらされ、使い物にならなくなっている
間違いなく、小夜のサーヴァントの仕業だ…
「だって…喧嘩する気配もなかったし…」
おどおどして、こちらの気配を伺う彼が、どうしてもバーサーカーに見えないのは、光の気のせいではない
「僕も気を抜いていたが、余りに酷過ぎる…」
すると、バーサーカーは俯き、泣き出してしまったのだ
怒らせれば、強力無比な暴君と化すのに…
「バーサーカー、明朝、これを持って、小夜の家に行って来なさい」
小夜は毎朝、公園で魔道具としても使用している、龍笛の練習に行く
小夜の護衛として、サーヴァントも同行するのは確実だ
「ねぇ…光、これ…」
「良いから、行って来なさい」
小さな箱を渡し、光は有無を言わさず、バーサーカーを睨みつけた
ちなみに、箱の中身は茹でていない小豆だったのだが…
サーヴァント一位の鈍足を誇る、バーサーカーの特技は、どこでもこけられる、ろくでもない技であるのは、光だけが知る真実である
当人が、そのクラス名を名乗っていたのも事実
それなのに…
「バーサーカー、これはどう言う事かな?」
見事に家中の電化製品がばらされ、使い物にならなくなっている
間違いなく、小夜のサーヴァントの仕業だ…
「だって…喧嘩する気配もなかったし…」
おどおどして、こちらの気配を伺う彼が、どうしてもバーサーカーに見えないのは、光の気のせいではない
「僕も気を抜いていたが、余りに酷過ぎる…」
すると、バーサーカーは俯き、泣き出してしまったのだ
怒らせれば、強力無比な暴君と化すのに…
「バーサーカー、明朝、これを持って、小夜の家に行って来なさい」
小夜は毎朝、公園で魔道具としても使用している、龍笛の練習に行く
小夜の護衛として、サーヴァントも同行するのは確実だ
「ねぇ…光、これ…」
「良いから、行って来なさい」
小さな箱を渡し、光は有無を言わさず、バーサーカーを睨みつけた
ちなみに、箱の中身は茹でていない小豆だったのだが…
サーヴァント一位の鈍足を誇る、バーサーカーの特技は、どこでもこけられる、ろくでもない技であるのは、光だけが知る真実である
celeste トラブルサーヴァント
鳥居小夜が召喚したのは、三騎士に数えられるアーチャーだった
ただ、その性格…
いや、行動は尋常ではなかった…
「アーチャー、私の言った事、理解できない貴方ではないでしょ!」
本が好きで、家中の本を読み散らかしたと思えば、好奇心の追求と言って、家中の電化製品を片っ端から解体した
そして…
「本を読めば、元通りにできるわ」
そう言いながら、何度、解体し続けた事か…
確かに専門書を読ませれば、一瞬で読み解き、難しい理論も即座に理解する優秀さがあった
しかし、修理しては解体する、その繰り返しを続ける為、一向に電化製品が元に戻らない
「アーチャー、そんなに電化製品が好きなら、光の所に行ってきなさい」
むしろ行け…と、小夜はアーチャーに指示した
弓削光のサーヴァントは、弱気で鈍足なのは、既に周知の事実だ
現サーヴァント中、最速のアーチャーに追いつけはしない
「今なら、光は出掛けている時間よ」
追い打ちをかければ、
「じゃあ、ほんの少しだけ行ってくるわ」
流石に鳥居家の電化製品だけでは飽きたのか、アーチャーは意気揚々と出掛けて行った
「これで、あいつも少しは困れば良いのよ」
トラブルの元を一時的だが追い出し、光に対する嫌がらせもできる…
小夜は自分の作戦に陶酔していたが、自身は未だ知らない
光が確実に、仕返しをする人間だと言う事を…
ただ、その性格…
いや、行動は尋常ではなかった…
「アーチャー、私の言った事、理解できない貴方ではないでしょ!」
本が好きで、家中の本を読み散らかしたと思えば、好奇心の追求と言って、家中の電化製品を片っ端から解体した
そして…
「本を読めば、元通りにできるわ」
そう言いながら、何度、解体し続けた事か…
確かに専門書を読ませれば、一瞬で読み解き、難しい理論も即座に理解する優秀さがあった
しかし、修理しては解体する、その繰り返しを続ける為、一向に電化製品が元に戻らない
「アーチャー、そんなに電化製品が好きなら、光の所に行ってきなさい」
むしろ行け…と、小夜はアーチャーに指示した
弓削光のサーヴァントは、弱気で鈍足なのは、既に周知の事実だ
現サーヴァント中、最速のアーチャーに追いつけはしない
「今なら、光は出掛けている時間よ」
追い打ちをかければ、
「じゃあ、ほんの少しだけ行ってくるわ」
流石に鳥居家の電化製品だけでは飽きたのか、アーチャーは意気揚々と出掛けて行った
「これで、あいつも少しは困れば良いのよ」
トラブルの元を一時的だが追い出し、光に対する嫌がらせもできる…
小夜は自分の作戦に陶酔していたが、自身は未だ知らない
光が確実に、仕返しをする人間だと言う事を…
