我が家には、家族が溺愛しているワンちゃんが2"人"います。




そういえば、高校生だったわたしが松竹芸能に初めて入った時




事務所に提出するプロフィールの家族を書く欄に






けん


なつ






って書いた。




それくらい私たちの中では、”ペット”というよりは”家族”。




そんな彼らも今年で、Ken12歳9か月となっちゃん11歳です。










ここ最近急にKenが年老いた感じがあって




耳も遠けりゃ、動きものそのそ。




元々あんまり行動的な性格じゃなくて超おっとりしてたKenくんだから




Kenおじいちゃん~ドキドキなんて言いながら、毎日を過ごしてたけど




やっぱりちょっと、元気がないのが心配になってきて




心配性のきさママがKenを病院に連れてってくれました。






すると、びっくり。






Kenのふっさふさなお腹の毛を剃ってみると、お腹が内出血してたんです。




そのままたくさん検査をしてもらって、わかったコト。






それは、お腹に大きな腫瘍があるということ。






でも、すぐ摘出出来るはずだから。そんな悪い腫瘍じゃないと思います。って。




それで、手術、してもらいました。




きっと、お腹の中のできもの、すぐ取ってもらえるよ。って。






でも、その自信は




病院からの電話で一気に崩れ落ちました。






お腹を開けてみると、腫瘍は取れないほどお腹の壁にはりついていて






摘出出来る状態ではない…。






大きく開けたKenちゃんのお腹は、何も処置を施せないまま、閉じられました。




Kenちゃんのお腹の中には、複数の斑点があり、すでに転移し始めてる。




つまり、血管肉腫というガンであることは、ほぼ確実。






手術のあと、Kenちゃんに会いに行くとまだ麻酔が効いているせいで意識はもうろうとしていた。




それでも、わたしたちに気づき一生懸命にぺろぺろしてくれるKenちゃん。




その晩、Kenちゃんは病院にお泊りです。




わたしたち家族はというと、Kenを残して帰宅。






色んな想いが込み上げて涙が止まりませんでした。




急な展開過ぎて、現実にまったくついて行けなかった。






ただただ、Kenちゃんに余命が告げられることを受け入れられなくて、




帰り道も帰ってからも寝るときも心を無にしないと、涙が止まらないような状態だった。






次の日、Kenちゃんに会いに行くと絶対安静という形で、退院させてもらえた。






今、細胞を病理検査に出しているので結果が出るまでは、待つしかない。






私は、かすかな、かすかな可能性を信じてる。






どうか、ガンじゃなかったって言ってほしい。




でもね、ガンだと告げられても、もう一緒に戦う覚悟は出来てるよ。






あんなに、涙が止まらなかった時も、Kenちゃんに会うと不思議と元気が出た。






Kenちゃんってスゴイね。






こんな状態なのに、不思議なオーラで私たちを安心させてくれる。






私たちが、メソメソしててもダメなんだ。




Kenが心配しちゃうから、Kenの前では、泣かないようにしよう。






どんなことがあっても一緒に頑張っていこう、これからを。








2012.08.18 




こんな記事を書いて、アップするかしないか迷ってる間にも






Kenくんのガンは、残酷すぎるほど急速に悪化してしまいました。








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それからは、家族で出来るだけ一緒に毎日のように通院したよね。








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毎日、注射やお薬、Kenくんほんとに頑張ったね。






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病院の待ち時間が長くって退屈そうにするKenくん。






Kenはこうやっていつでも、わたしたち家族を癒してくれた。






Kenがお空に旅立つ前の夜、スカイプでお話したの覚えてる?






パソコン越しに「頑張れ~Ken~」って何度も何度も言うたびに






Kenは耳をピクピクしてくれたね。






そう、Kenちゃんがお空に行く決断をした日、わたしは名古屋にいた。






どうして、そばにいてあげられなかったのか未だにすごく悲しい。






でも、Kenがきさはお仕事頑張るって決めたんでしょ。って応援してくれてる気がする。






名古屋の街に来ると、あの日。






急いで、おうちに帰ると冷たくなってしまったKenくんに会ったことを思い出す。






ねぇ、Kenちゃん。




寂しくて、寂しくて、仕方ないよぉ。




もっと頑張って長生きしてほしかったとは、願わない。




でも、もう一度でいいから、Kenちゃんを抱きしめたい。




よく、わたしのベットに潜り込んできて一緒に寝たの、もう一回したい。




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小さいころから、わたしが泣いてたら傍にいてくれたよね。




今、もう泣かないって決めても、涙が止まらない。






Kenがお空に行ってから、約一か月がたちました。




月日が経つと、思い出しても泣かないで笑顔でいられるくらい強くなるのかな?




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Kenくん、Kenのことがどうしようもなく大好きで




本当は、傍にいてくれなきゃ困るんだよ。




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でも、一生懸命頑張るから、見ててくれるかな?






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いつもは、楽しいコトやロケのコトをたくさんブログして






みなさんに応援してもらって、コメントもらってすごく励みになっています。






本当にありがとうございます。







今回、このことを書くか迷ったんですが






また、名古屋に来て、毎日思い出してめそめそしてしまってたので






ブログに書いて、気持ちの整理を少しつけようと思いました。




わたしの大好きなKenちゃんのことを書かずに伏せたままにするのも




ちょっと嫌だったので、長くなりましたが。。。。すみません。








これからも、頂けるお仕事を全力で頑張ります!






応援、よろしくお願いします!








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