ダイエットは地味に続き4kg減った


だけどまだ続ける





飲食店を営む男性と知り合った


またしても私のお節介な女友達のお陰で


じゃにーず系の綺麗なお顔

筋肉の付いた体

良い声

バツが付いていて経験豊富


有難い

有難いが


私と並べば

身長は私とほぼ同じ



贅沢言って、ごめんなさい


だけど身長だけは

身長だけはっ!!!!!

どうしても譲れない!!!




私の父は

とても身長の高い人でした

ぷにゅりとした母には見合わない程


その父はよく

私を肩車してくれた


そこから見た景色の見事だったこと


見上げる父の素敵だったことといったら!


それも

3歳までの記憶ですけれど

私には「男性」=「背が高い」「大きな体」と刻まれています



これは「フェチ」とは違う


欲しかったものを十分に与えられなかった

欲求の続き


私はいつまでも父を求めている




なので

目線が上がらない男性は

自動的に恋愛対象ではなくなる



ごめんなさい

ごめんなさい



そんなこと言えるような女じゃないこと

良く分かってるの

だったらお前はどうだよって

私も思ってる



だけど

背が高くないと

見上げられないの


つまり

尊敬も、出来ないの


あ、

背の低い人でも

障害者の方も友人には多くいるけど

彼らは尊敬してる


だけど

恋愛感情は別物だ



私は憧れなければ恋をしない

尊敬なくては愛せない


見上げることが出来なければ

その愛は持続しない


「見上げる」ということは私の場合

物理的な意味と、心理的な意味

これが混合している




いつかイベントで

黒田さんが「腰が辛いから座っていい?」と仰った時


私の番が来れば

目線は私より下


彼を見下げるなど

あってはならない


私はそう思い跪いた


「すみません。見上げていたいので」

そう言えば

彼は「いいよ」と

手を差し出した


跪けば仰ぐその瞳

初めてお会いした時のように

下から見上げる幸福を

許してくれた


私の後に続く人達が

途端に皆跪いていたのは

やはりそんな女心があるのだろうと思えた



愛する人は

見上げていたい



また私は付き合った人でも

お相手が望まない限り

「さん」付けで呼ぶと決めている


そして、敬語を使う

いつまでも


お相手が嫌がらない限り


男と女の違いを明確にしたい


男の体は戦う為のもの

逞しく、勇ましい

弱さを隠し、強がりを言って虚勢を張る


女の体は弱く、力もないが

精神力強く、男性を受け入れる

困難が起きてもへこたれない

そして

子を孕む


その痛みに耐え得る

実は頑丈な体を持っている

いや、心が強いのかも知れない



私は古い人間なのかも知れないが


やはり持って生まれた特性と言うものが

あるように思う


キャリアウーマンがどんなに格好良くても

育児パパがどんなに素敵でも



強い男性は大抵は甘えん坊なように

面倒見の良い女性は大抵肝っ玉が座っている



まるで欠けている自分の半身を探すように

ピタリと合う相手を選んで結ばれる




だから私も探してるだけなんだ



「アンタ、何人探す気よ?!」という


女友達の声は聞かなかったことにして