古代の望診法、原初医学としての望診法は人のもつ原初感覚、いわゆる「気感」を用いて、気滞を感知する技法でした。
その原初の望診法を知らないということは治療家にとって、どれほどの損失をまねくことか。
あまり知られていないことですが、皮膚の色や状態などを見る現代式望診の他に、古伝の望診法が存在します。
四診の冒頭にくる古伝望診は、まず「気」の流れに異常があるかどうかを診ます。
それが本来あった望診法なのですね。
そもそも「気」や「経絡」にはなんの興味も無い、というかたも多くおられます。
いや、そういう方のほうが多いのでしょう。
ですが、気の世界は潜象界といって、現象世界とは表裏一体の別世界です。
つまり「気の世界」はこの世の半分なんです。
現象界は目で見えている世界。気の世界は潜んで見えない世界。
両者は表裏一体の存在で、気の世界を知らないことは片手落ちになるのではないかと考えております。
実際に目に見える世界、数値で表せる世界つまり現象界における理屈、理論ではどうしても説明がつかない事象があります。
もちろん鍼灸、整体の世界にもです。
ですから、その気の世界が感知できると、世界観、治療を変えざるをえません。
とくに経絡治療をされている方は、生きた経絡がそのまま見えるわけですから、診断施術に大きな変化をもたらすのではないでしょうか。
整体治療をされているかたにとっても気の世界はその治療方法を根底からくつがえすほどの衝撃を与えるかもしれません。
気の感知技術、古伝の望診法とは、そういった技術なのです。
私はその技法を追求していく道を目指しました。
