組紐 桐生堂のブログ -5ページ目

組紐 桐生堂のブログ

組紐と手づくりの和小物の店 桐生堂と申します

毎年楽しみに迎えてくださる皆様には、大変申し訳ございません。
感染防止の観点から、東京から遠方へ向かう催事イベントなどは行うことができません。
丸井今井札幌、函館の催事はすべて中止となりました。

 

私どもも残念で残念で、どうにもなりませんが…

この事態が終息に向かった折には、再びよい仕事を皆様にお見せできるよう
今はこちらでの難題に向かい、頑張らせていただきます。

 

 

催事イベントがすべて中止になったことで、組紐職人は商品を披露する場が奪われております。

 

が、
しんさんの刀の下緒 重打作りは止まっておりませんビックリマーク

作業場では今日もディスタンスを保ちながら、色と向かい合い試作作りに励む!!

 

 

 

 

重打が、あーでもないこーでもない

なにやら重打をごにょごにょ語っておりますが、なんせ遠くて聞こえません。

 

そう、 とっても距離がある。

 

 

ディスタンスパー

いまは誰も近づけない。

でも大丈夫

職人というのはそもそも孤独なのでございますシラー

 

 

 

しんさんには今、作りたい色があるそうで

 

それは盛夏の太陽の輝きを表したと言われる高貴な色

黄櫨染(こうろぜん)

 

 

 

 

『古い時代の黄櫨染はもっと黄色いのをいうの。』

 

そもそも絹糸は、光の当たり加減により色の見え方がだいぶ異なりまして
室内の蛍光灯のもと 屋外自然光での映り方では、ちがう発色を放ちます。

 

黄櫨染

焼き付くような熱量もあり
すっと深く澄んだ輝く黄色

 

しんさんの目指している色味、わかるような気がしてまいりました。

 

 

 

 

まだ理想の色に近づけていないようですが

『組紐は、組む前の準備の工程がもっとも楽しいの。』

しんさんはそう言います。

 

 

 

 

 

 

ひらめき電球一部商品はネットショップからご購入いただけます。

■正絹 刀の下緒 重打組 柄物