いわゆる最初の通事(通訳官)鞍作福利(生没不詳)いわゆる最初の通事(通訳官)。飛鳥時代の官吏、遣隋通事。漢からの渡来人鞍部の子孫。推古天皇一五年(607年)遣隋使小野妹子に従って渡航し、翌年帰国したが、再び隋使裴世清を送って中国に渡り、小野妹子らは推古天皇一七年(609年)9月に帰国したが、鞍作福利のみは帰国しなかったという。