お疲れ様でした。
本当にあっという間の巡業でした。
まぁ、本数自体が少なかったので当たり前と言えば当たり前な訳ですが…それでも体感時間としてやはり短いな、と。
群馬県は高崎市から始まった今巡業ですが…「大丈夫か?」と言うのが最初の感想でした。
と言うのも前回の「千幾鵺行」は全てが大きな会場だったが故にそこまで気にならなかった「制限」と言うものが小箱になる事で目に見えて鬱陶しいな、と。
「制限下でも楽しめるライブを!」と言うのは大前提な訳ですが、制限かの為の曲を作るなんて事はしていないのでやはり理想と現実の差異が生まれる訳です。
その差をどう埋めていくか、将又…それは無理矢理どうこうではなくて他の道があるんじゃないか…試行錯誤しながら公演を重ねて行く事でバンドとして現状をどう受け止め闘って行くかが見え、その集大成として千秋楽公演を迎えられたと言った感じです。
昨晩、帰宅後や本日も配信をアーカイブで見返していますがやりたい事はやれてるし自分でみても己龍は格好良いと思える映像になっていたのでやはり大正解でした。
「絶唱」から「螢」まで…僅か1時間にも満たないその中で己龍の良さを存分に叩きつける事が出来る「曼珠沙華」と言う作品は最高傑作に他ならないな、と改めて思えた1日でした。
そして今回千秋楽公演と同時に「九条武政生誕祭」も兼ねていた訳ですが…
武政がやりたいと言っていたペンラ(サイリウム?)の演出。
己龍ではまず見る事のないステージから景色は新鮮で、それを嬉しそうに眺めている武政が見れた事が何よりでした。
演出に協力してくれた皆にも感謝。
全てを終え、眞弥から「今後のインストアイベントへの不参加」のお知らせ。
そして「九条武政活休」の報告。
どちらもチーム全員で話し合って決めた事です。
こうして淡々と報告するバンドを目の当たりにして皆からはかなりドライに見えるかもしれません。
勿論、皆と同じように不安や戸惑いを感じました。
まぁ、当たり前です。
ただ、皆よりも早くそうなる未来を受け止めていたので我々の中では既に気持ちの整理がついてしまっている状態です。
だからこそこれからに向けて「やるしかねぇ」と言う気持ちな訳です。
あ、自棄になっているとかではなく、前向きにやる気に満ちていると受け止めて下さい。
ワクワクしていると言うと不謹慎に感じられるかもしれませんが、新たな挑戦に対して下を向きたくないって話です。
眞弥の事も武政の事も我々が決めた事であり、それが現状の己龍にとって…そして己龍を1日でも長く続けていく為の最良だと判断出来たからこその決断なので。
少なくともまだ終わっても無いし始まってもいない。
蓋を開けるまでどうなるか分からない事に対して怯えていても仕方ないし、それこそ我々がそんな状態で皆を引っ張っていく事なんて出来んのです。
と言う事で新たな作品と巡業のお話です。
自作は「雪、黒業ニツキ(ユキ、コクゴウニツキ)」。
発売日は11月1日。
我らが一色日和の誕生日です。
今回はそれもあって作詞、衣装、MV、ジャケットデザイン等あらゆる所でひよちゃんに舵取りをお願いしました。
普段、私が舵取りをする事が殆どなのでどういう作品や巡業になって行くのか…それが単純に楽しみです。
最早、己龍単独巡業「一色日和」になるかもしれない。
多分ならない。
発売日と同日の11月1日に川崎クラブチッタで行われる「一色日和生誕祭」から単独巡業「雪月風花(セツゲツフウカ)」が始まります。
千秋楽公演は12月16日、己龍14周年記念公演と言う事で会場は豊洲ピットとなります。
あの大きなステージに立てる事を嬉しく思います。
そしてこの日が現状5人でステージに立つ最後の日になります。
武政は脱退ではなく活休と言う形ですが、それでも復帰の目処は今の所立っていません。
5人がステージ立っている姿をその目と記憶に焼き付けて頂きたい。
決して「楽しかった」だけで終わる日では無いですが、それでもこれまで応援してくれた皆、配信を視聴してくれた皆、会場に足を運んでくれた皆に後悔させない日すると約束させて頂きます。
どうか宜しくお願いします。
つい昨日巡業の千秋楽を迎えたばかりなのに明々後日にはもうライブです。
次はコーストでバグサミ。
バグラグをはじめ各バンドとそのファンに己龍とファンで作る圧巻のステージとフロアを見せつけてやろうじゃないか。
改めて「曼珠沙華」お疲れ様でした。
皆、ありがとう。
では、また。