「情緒纏綿」の千秋楽公演から気がつけば随分と日が経ってしまった訳ですが、兎にも角にもお疲れ様でした。

やっとブログを落ち着いて書く時間に辿り着いたという感じです。

実際、千秋楽前から次回作「花鳥風月」のレコーディングは始まっていたので、それプラスで今回の千秋楽用にシンセのアレンジやら編集やら何やかんやをやっていた感じです。

まぁ、話し出せばキリがない訳ですが、それ以上に今思えば頑張って良かったな、と思える千秋楽公演でした。

今回は全曲和楽器生演奏とのコラボと言う形でやらせて頂きました。

ずっとやりたいと思っていた事の一つであり、それでも実現までにかなりの時間を要してしまったモノの一つです。

私達は和楽器をバンド演奏に取り入れる形で楽曲を構成している訳ですが、和楽器に関しては素人です。

何も知らない故に音楽理論を無視した滅茶苦茶な曲、到底人間には演奏不可能なアレンジも多々あります。

それでも出来る限り己龍の楽曲を壊さず、演奏し切ってくれた和楽器奏者の皆様に感謝です。

正直、もうかなりの記憶は溢れてしまっているし消え去ってしまってはいますが、あの空間、あの時間がとても特別なモノだった事は鮮明に覚えています。

足を運んでくれた皆もそうなんじゃないかな?と思います。

千秋楽公演に関しては何も問題がなければその内DVDなりで販売されるんじゃないかと思います。

なので、そちらで記憶を蘇らせるなり何なりして頂けたらと思います。

私個人としては、今巡業は千秋楽以上に各地方での公演の方がずっと重かったし、大きな意味を持っていたと感じております。

何があったとかではないですが、単純に表現に対しての壁がいつもよりもとても厚く、そして高く感じてしまったって話です。

今見せるべきモノ、表現するべきモノと自身が見せたいモノ、表現したいモノとの差。

周りから求められている「私」と「私」自身との差。

そう言う事の一つ一つが作詞や作曲にも影響してくる訳で、何も書けないと言うよりは何を書いたら良いのかわからないって状態が暫く続いたりもしていた訳です。

「私が産む全てが答えであると信念を持つ事」と「私が作るモノなら何でも良い」は全く違う訳で…

そことの向き合い方が全くわからなかったな、と。

現状、答えが見つかったのか?と言われると正直よくわからんです。

それでも今現在、作詞も出来ているし作曲も出来ているし、昨夜と言うか今朝方までギターのレコーディングもしていたし…と言う辺りで前を向いている事は間違いない。

別にそれが苦になっていると言うこともない。

ただ、本格的に書けなくなると言う経験が初めての事だったので昔から言っていた「ある日突然、詞や曲が書けなくなると思う」って言うのはこう言うことか…と思うと結構怖かったな、と。

ひたすら自分と戦いに戦って、途中壊れそうになって…実際少し壊れた気もするけど、それでもステージに立ってる瞬間は余計な事を考える余裕もなくて、逆にそれが良かった。

全国各地に皆が居て、昔から人と視線を合わせるのは怖いけど、それでも爆音の中で互いの感情をぶつけている瞬間は間違い無く本質だったと思う。

それをリアルに感じていたからこそ、「救い」と感じた。

そうした幾つもの苦難を乗り越えた果ての千秋楽があっという間過ぎて、記憶からも薄れているって事実はとても儚い「人の夢」だなと改めて思います。

次の展開も発表されました。

12周年に向けての巡業が始まります。

一ヶ月くらいで終わるのでとてもあっという間ですが、それでも12年間の集大成である事は間違いないです。

シングル「花鳥風月」もリリースされます。

「情緒纏綿」の苦しみの中で生まれた曲も収録されております。

それを引っ提げて廻る「花鳥風月」は痛そうだな、と予感しております。

内から溢れ出る事を書きなぐっているので、支離滅裂になっていたり言いたい事が上手く伝わらないかもしれませんが言葉を選ぶと嘘臭くなるので思った事を思った言葉でそのまま書いております。

私自身、基本的にネガティブですがこうしてマイナスな部分を吐露出来る事自体が一つの成長とも考えています。

作り物じゃない、本物を見せる為に必要な事だと感じているので吐き出しています。

楽観的にはなれないけど、気持ちは前向きなので皆には「花鳥風月」を楽しみにそれまでの日々を強く生き抜いて欲しいと思います。

千秋楽の話は殆どしてないですが、「情緒纏綿」の話はある程度綴れたかな?と思います。

2019年も残り約三ヶ月。

共に全力で駆け抜けていこう。

では、また。

追伸

何故か写真を貼ろうとするとアプリが落ちるので写真はInstagramに載せておきます。