囲碁好きアッキーのブログ

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大阪の阪急服部天神駅付近にある碁会所
「棋龍」のブログです。
普段の店内での出来事などその他
なんでも綴ってます★

軋轢、それは、人と人が集まれば必ずと言っていいほど、生まれてくるもの、かも知れません。

戦い、とまではいかなくても、人はコミュニケーションの中で、腹の探り合いやら空気の読み合いを重ねて、損得勘定やら正義の押し通しやらに走りがちですよね。

友達同士、上司と部下、親子や兄弟、はては人種や民族の違いから世界は軋轢にまみれて、歴史は紡がれていきます。

ひとたび、険悪な状況になった時、まずは頭を捻り合いながら人は頭の中で戦いのシュミレーションをします。

歴史を紐解いてみると、まずは行動を起こす前に会議を開き、意見を闘わせながら、選択肢を吟味し、大きな決断を導いていくのが常であったようです。

ところが、最近の国際情勢やらを見ていると、議論を闘わす会議を素通りして、重要な決定が実行に移されていくことが多いような気がしてなりません。

個人の段階では、まず頭の中で戦争をシュミレーションし、戦力を分析するのが、戦国武将の常でした。

そこに、囲碁が大きな役割をはたしたのです。

勝つために必要なもの、負ける恐れのある要因、あらゆる要因をちりばめながら、

盤上でシュミレーションをするうちに、現実と向き合い、開戦するかしないか、頭を悩ませる時間が欠かせなかったのです。

だから、わずかな人々の感情的な行動に世界が振り回されてしまうと、

物事は速く進むかわりに、方向転換が難しくなっていきます。

意見を闘わすことの大切さをわからせてくれる漫画があります。

近々実写映画化され公開される、「アルキメデスの大戦」では、

日本が、太平洋戦争に突き進む前の海軍で、巨大戦艦大和を建造するかしないかの選択をする会議を、

並外れた数学者と軍人達との頭脳戦によってエキサイティングに描かれます。

議論を闘わす意義と価値が描かれ、数字は嘘をつかない、という真実を突きつけられます。

私達の現在も、形は違えど、崖っぷちに立た
されているようなものです。

物事は迅速に進めないといけないという勢力と、

物事は、破滅へと進ませてはいけないと踏ん張る勢力と、

どちらも正義なら、とことん納得しあうまで頭脳戦とシュミレーションを怠らないこと…、

そこには、少なからずの時間が欠かせません。

それでも、囲碁の対局に時間がかかるのと同じように、

その時間が、理性と平常心を砦として与えてくれるのなら、

好戦的な相手との戦いに、一矢報いることができるのかも知れません。

ちゃんと議論をすれば、自分の考えは、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、揺らぐものです。

その時、歴史や数字が、答えを暗示してくれます。

だから、日々、勉強…! なのかも知れませんね。