後輩二人と先輩、それに私でカラオケに行った帰り道の事です。
ダラダラと並んで帰る道すがら、話題に恋の花が咲きました。
始めは好みとか、そーいった話から。
次第に誰が誰を好きそうだとか、そういう話になって行きました。
まぁ、あの子だって後輩の一人ですからね。
名前には上がってきますよね。
そして、付き合う予想が他の一年生の女の子。
周りからのありえそうという同意の声。
…それでも歪まなかった私の顔。
付き合ったことがない設定の彼。
改めて思い知らされました。
私とあの子の関係は無かった事なのだと。
私の記憶にある二ヶ月は夢幻に過ぎないのだと。
辛かった。
さすがに辛いですよ。
私だって強くは、ないのですから。