最後まで、演じきってみせましょう。

泣きました。

泣いて泣いて泣き続けて。

涙は枯れませんでしたが。
まぁ、一度好きになった相手を嫌えるはずもなくて。
やっぱり好きだと理解しました。

だからこそ、自分の素直な気持ちを。

今までの感謝とゴメンナサイを。

プレゼントに目一杯詰め込みました。


好きなものは好きだから、しょうがないのです。

愛しているだけで幸せ、とはまだまだ未熟な私には言えません。

ですが、これであの子の心に平穏が訪れるなら、我慢してみせましょう。

最後は笑顔で締めくくってみせましょう。

これが私の、女としての、年上としての、意地なのですから。