大阪新梅田食道街の居酒屋呑海さんで働き
美容学校に通う日々が続きます
その日に仕入れた様々なお魚が板前さんの
背後に所狭し並ぶ店内は毎日盛況でした
「大将 それ刺身にして」
仕入れた当日などは板前さんも刺身推しで
バンバン売りまくります
そして
昔ブログにも書いたと思いますが
仕入れた魚は刺身にするには鮮度が落ちてくると
煮付けにされたり焼かれます
そして
大皿に盛られ焼かれた魚は注文が入るとまた焼かれお客に食されます
そして更に数日するとその焼かれた魚達は
フライヤーで揚げられます これも注文されると二度揚げされ
あんかけ?されてました
更に揚げられた魚は売れなくなり数日後 ネギや唐辛子の入った甘酢を絡めた 南蛮漬けとなります
これは日もちします
盛られた南蛮漬けの姿形を忘れられないぐらい
そして更に数日経った南蛮漬けはどうなるか
「宮ちゃん 早よご飯食べ〜」
守銭奴オカミのガラガラ声が
店内が混み始めるちょっと前に
バイトの賄いがでます
そうです 日にちの経った南蛮漬けはバイトの賄い飯になるのでございます
この食材を無駄にしない流れが
ある意味ワタシの商売の揺るぎない礎に
なっているのではないでしょうか
いやそれはない
続く