恒例、スタジオからお借りした英国ロイヤル・バレエ団のマイヤーリンクCD


 両親から十分な愛情を受けられない反発からか、奇行を繰り得返すオーストリア=ハンガリー帝国皇太子ルドルフの物語STORY(ストーリー)ファッション雑誌10年以上前にシェーンブルン宮殿で彼らの生活模様をほんの少し見学したのでイマジネーションが湧きやすかったです。


 
 テレビの前のLazy Style(笑)よく母からも夫からも「せめてコップに移してから飲みなさい」と注意されましたが洗い物が増えるのは嫌なので直にいただきます。そして見終える頃はテーブルの下におせんべいのかけらが散乱しておりました。

アラフォー女の初めて始めるバレエ-1364879447062.jpg

オーストリア=ハンガリー帝国皇太子ルドルフ:イレク・ムハメドフ
男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ:ヴィヴィアナ・デュランテ
ステファニー王女(ルドルフの妻):ジェーン・バーン
オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(ルドルフの父):デレク・レンチャー
エリザベート皇后(ルドルフの母):ニコラ・トラナー
伯爵夫人マリー・ラリッシュ(皇后付きの女官、ルドルフの元愛人):レスリー・コリア
ブラトフィッシュ(ルドルフのプライベートな御者、人気者の芸人):マシュー・ハート
ミッツィ・カスパー(ルドルフのなじみの高級娼婦):ダーシー・バッセル
“ベイ”ミドルトン大佐 (エリザベートの愛人):スティーブン・ウィックス
ほか、英国ロイヤル・バレエ団
振付:ケネス・マクミラン
音楽:フランツ・リスト
編曲、オーケストレーション:ジョン・ランチベリー
演奏:バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

1994年収録 コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス
構成:全3幕


 屈折していく心象をよくぞバレエで表現できたなあと思いました。イレク・ムハメドフの怪演はすごみがありました。


 そして政略結婚で屈辱的な初夜を過ごし、売春宿に同行させられるステファニー王女役のジェーン・バーン、あばずれと花魁を足して2で割ったような高級娼婦役のダーシー・バッセル、手練手管の元愛人レスリーコリア達もあっぱれ♪


 なによりも皇太子と心中するマリー・ヴェッツウェラ役ヴィヴィアナ・デュランテの無垢な少女と悪女の使い分けは、さすが伝説となりうるダンサーですね。


 バレエのみならず、歴史や心理を感じられる作品だと思いました。


 セルゲイ・ポルーニンが主役を務めたマイヤーリンクも好評だったようですね。

⇒ http://www.theartsdesk.com/dance/theartsdesk-moscow-sergei-polunin-triumphs-mayerling


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