最近、時間という物は残酷なものだなー。と、痛感している まるっちです。
一昨年前に傷めた左膝が、まだ完全には治りません。
こんな怪我なんて若い頃なら一カ月もあれば治っていたんじゃないでしょうか。
以前書いていた跳ぶトリックを封印したマニュアルだけのリハビリ生活もとっくに飽きてしまい、去年の5月くらいから練習といえるような乗り方はしていません。
医者に通ったりストレッチをしたりしても、いつまでたっても治らない。
おっさんのリターンスケーターライフは、もう詰んでしまった予感がする今日この頃です。
もう既にスケーターじゃないかもなー。
でもね、実はそうでもないみたいなんです。
『俺の中にスケーターの魂は別の形で存在し続けてるじゃん！』
と、最近感じています。
スケボーにあまり乗らなくなってしまってから、代わりに自転車ばかりに乗っているんですが、自転車もなかなか良い物なんですよ。
速く走る為に、体の使い方やペダルの回し方を考えながら試行錯誤する。
これってスケボーと同じように頭と神経を使い、なかなか楽しいんです。
今は毎日一時間ほど試行錯誤しながら自転車に乗っているんですが、最近ちょっと面白い考えが。
それはスケーターがロードバイクに乗った時に凄いアドバンテージがあるんじゃないかという事。
自転車が効率よく進むようにペダルを漕ぐのって意外に奥が深くて難しいんです。
例えば下半身。
腿、膝、踵の軌道のコントロール。
力を入力するタイミング。
そして上半身。
肩甲骨から背中、そして骨盤から下半身への身体の連動。
それを軸がぶれないように肩と首でバランスをとる。
思いついた事をずらっと並べただけで、こんなにものコツみたいな物があるんです。
コツや身体の使い方、それを自分なりに考えて、嫌になるほど試して微調整して、
そしてまた根本から見直して。
他の自転車乗りの方の話や、それにネットや本で情報を得て。それを鵜呑みにせず自分で試して、自分の理想へ近づける。
もうね、スケーターの魂が全開です。
少し具体的な話をすると、例えば足裏感覚。
足裏の何処で、どのタイミングでどれだけの踏みしろでペダルを踏むかを繊細に感じれたり。
また、ペダルを回す時ペダルが何処の位置にあっても足裏は地面と平行である事が理想みたいです。僕もそう感じています。
これ、スケーターならきっと難しくないはずです。
（ペダリングっていろいろな考え方があるから、絶対な理想とは思っていません。）
スケーターってオーリー中とか、エアキャッチする時とか自然と地面と足裏が平行になるように身体に刷り込まれているんじゃないかと思います。
この足裏の平行感覚そのままペダリングに使えちゃいます。
これ結構凄い事で 、足裏が地面と平行になるようにペダルを回す。
普通はこれを行うのは結構難しいらしいんです。
それとマニュアルをペダリングに応用。これは凄いです！
マニュアルする時、踏み足は全身のバランスの芯を踏む感覚でやってたんですが、
それをペダルを踏む時、体のバランスの芯で踏むのに応用できたり。
体のバランスの芯がわかるからロードバイクの深い前傾姿勢でも、
ハンドルに体重を預けずに、全身を脱力させなながらも、重たいギアをガシガシ踏めるようになったり。
マニュアルの時、首と肩でバランスをとる方法も自転車で使えます。
自転車に乗れば乗るほどスケボーで養われた物が活かされてるのを感じています。
身体のコントロールにもアドバンテージを感じていますが、やはり試行錯誤を楽しめるスケーターの魂。
これって、めちゃくちゃ凄いアドバンテージなんじゃないでしょうか！？
（私の姿では見苦しいので、お借りして来た写真です。）
これは、最近お気に入りの3本ローラーというものです。
信号や車に邪魔されずに、その場にいながら走る練習が出来る機材ですが、
バランスを崩すと落ちてコケる恐ろしい物でもあります。
家のコンクリートの駐車スペースで練習しているんですが、2回ほど豪快にコケました。
まあスケーターだから豪快にコケるのも慣れたものです。これもスケーターのアドバンテージ！？
それに、ご近所さんから見たら『庭でやってるなら外走ってこいよ！』って、きっと思われてますが、でも楽しいから良いんです！
このメンタルの強さもスケーターのアドバンテージかな？笑
こんな感じで最近はスケーターから徐々にサイクリストになりつつありますが、なんだか少し寂しい気持ちもあります。
たまにスケボーの動画を見ると、やっぱりまたスケボーに乗りたいなー。なんて思ってしまう事もあったりね。。。
明日は自転車じゃなくてプッシュして散歩にでも行ってきまーす！