身体に刺激を入れる当事者さん
発達障害関係の講習会に参加して来ました。主催は、放課後デイサービスや就労移行支援事業所をしている会社です。講師の他に、大人の当事者さん親子も段上でお話しされました。そのうちの2組の当事者さん。支援学校を卒業した発信力の弱い人たちでした。1人の方は、緊張からか、時折、目に力を入れてクシャと目を閉じます。もう1人の方は、自分の頬を自分で平手打ちして、刺激を入れていました。大勢の傍聴者の前で、話すのですから、定型でも緊張します。
控室や待機スペースはなし
主の講演者が話している間、私の前に座っていた当事者さんは、手のひらを叩いたり指を曲げ伸ばしして刺激を身体に入れて自分を落ち着かせようとしていました。その動きがエスカレートして頻繁になって来たので、大丈夫なのかな?と気になりました。その当事者さんは、母親とスピーチをした人です(頬を平手打ちしていた人)。
私が息子と公演をした時は、控室があり、息子がスピーチする時間にスタッフが呼びに行き、息子のスピーチが終わると息子だけ控え室に帰るという配慮をして頂きました。
どうして、本人さんが辛そうなのに、待機スペースが無いのか?凄く気になりました。
放課後デイサービス勤務の当事者さん
主催の放課後デイサービスに勤務している当事者さんの紹介がありました。
イヤーマフ&サングラスをかけていました。あゝ目と耳に感覚過敏があるんだ。疲れやすいだろうな〜頑張っていらっしゃるな〜
…と当事者さんを見守っていました。
「…」なんかモヤモヤ
講習会が終わり、放課後デイサービスで働いているという当事者さんと少し話しました。会場の情報は何も教えられていなかったそうです。
会場に入ってみると窓があり、そこから入って来る光の刺激に驚きサングラスをかけたそうです。また、傍聴人数も自分が思っていたよりも多かったので「マジ?」と驚いてしまったそうです。「少しパニックになったけど、いつも、時間が経つと落ち着くので大丈夫です。」とおっしゃってました😔
主催は、発達障害児の放課後デイサービス&就労移行支援事業所を経営している会社。
スピーチした発達障害当事者への配慮は何かわからず、辛そうな当事者さん達を見て、モヤモヤしてしまいました。
サングラスをしている彼に、「興味があったら来てください」と交流会のお知らせをした後に、「疲れていると思うので、家に帰ったら、ゆっくりお休みしてください。」と言って帰って来ました。