企業と労働者の関係、労働基準監督を知らずに働いていた息子に気がつきました。
就労継続支援B型事業所に元気に通っている息子。それでも…彼の中に不安が残っている事が分かりました。
【嫌われて、いやがらせをされたらどうしよう。】【来ないでくださいと言われたらどうしよう】という思いが少しずつ大きくなっていたようです。
初めての職場だったからね。
他の職場を知らないからね。
そうか、この子は企業と労働者の関係を知らないまま就職してしまったんだな。そう思い、企業と労働者の関係を説明しました
企業と労働者の関係
私が息子に説明をする時は、A4のコピー用紙に絵を書きながら話します。
↑の絵?を書いて説明をしました。
①B会社からA会社に仕事の依頼が来る。
②A会社にいる労働者が仕事する
③出来上がった仕事をB会社に納品
④B会社からA会社にお金が振り込まれる。
⑤A会社にお金が入る。
②の対価として、労働者は給与をもらう。「もし、労働者が仕事しなかったら、どうする? やる気がなくてミスばかりの仕事をB会社に届けたらB会社はA会社にお金を払うと思う?」
「払わないよ。ミスが沢山あるんでしょ!」
「そうだよね。そうしたらA会社にお金が入らなくるよね。」
「うん。」
「じゃあさ、働け〜働け〜ばかり言って、辛いだけの職場で頑張って働こうと思う?」
「嫌だな〜。疲れるとミス出ちゃうよ。」
「でしょ!お腹痛いのに休んじゃいけない!とか、仕事が遅いって頻繁に言われてたら嫌になっちゃうよね。そんな気持ちで働いてたらミスが出ちゃうよね。」
「僕だけじゃないの、そう思うの」
「息子だけじゃないよ。辞めちゃう人だっていると思う。A会社が、労働者を大事にしない会社だったとするね。労働者が辞めちゃったらどうする?社長がひとりで仕事してB会社からお金を貰えるかなあ?」
「無理だと思う」
「そうだよね。だから会社は、仕事をしてくれる労働者を大切にしないといけないの。みんな辞めちゃったらお金が入らなくなる。そうしたら潰れちゃうからね。働いてくれた分のお給料。そして大事にしてるから福利厚生ってあるんだよ」
「…」
「労働者を大事にしてない会社がないか?見ててくれるのが労働者基準監督署。この間、説明したよね。」
「労働者って大事にされるものなの?」
「そうだよ。だからブラックとかホワイトとか言うのよ」
「会社は働いてくれてありがとう/社員は大事にしてくれてありがとうなのよ。」
そして、前職場と就労定着は、本来の機能をしてなかった事を話しました。
それはまた、次のblogで…