​アルジヤーノンに花束を



ミュージカル「アルジヤーノンに花束を」を観覧してきました。

小説もありますし、何年か前に山下智久さんの主演でドラマ化したので、知っている方もいらっしゃると思います。

あの長い小説を、どう限られた時間で表現するのか?

あらすじは…知りたく無い方はスルーしてください。

IQが低いチャーリーが手術をして、知能が医師も着いていけないほど上昇し、期間を経てIQが降下していくというストーリーです。

アルジヤーノンは、ストーリーに出てくるネズミの名前。

簡単に言えば、医師のモルモット?実験台になった知的障害を持つ男性の話です。

いろんな立場のいろんな感想のあるストーリー



観る人の立場によって、感想が幾つにも分かれる作品ではないかと思います。

私は、定型発達の立場&同じようなハンデのある子を持つ親の目線での感想が有ります。

ただ、気になるのが主人公は…それで良かったのか?悪かったのか?

IQはもとに戻りますが、記憶はそのままです。自分が学者並みのIQだった時に過ごしてきた記憶は消えていません。いずれ消えてしまうのかも知れませんが、それが✖️なのか?○なのか?本人的には、どうなのかと思います。

​大変なんだろうな。  辛い事多いんだろうな。



ドラマを観た時も、小説を読んだ時も思いませんでしたが…3回目の「アルジヤーノンに花束を」なので、また違う視点からの感想なのかも知れません。

IQというか?知識と精神年齢のバランスが取れてないと大変なんだろうなと思いました。

息子に限っては、IQと言語がバランス悪いです。言語は判定不能に近いです。分かっていても言葉にできない。話せない。表現できないって感じです。

​ミュージカルを観て気になったことは…



主人公は、IQ60代の設定です。

息子は、IQ50代です。


知的障害のみだと、IQ60代って主人公チャーリーの様なのでしょうか?


息子は、チャーリーよりも物事が分かりますし、精神年齢は上に感じました。


ですので、「えっ!IQ60代って、こうなの?」と驚きました。


知的障害だけだと主人公みたいな感じなの?
息子は凸凹あるから違うの?
現実ではなく、ストーリー上の演出なの?

​ミュージカルを観た人が



IQ60代だと、主人公チャーリーみたいな感じなのね!と固定観念がついてしまうと嫌だなぁと思いました。


もし、そういう固定観念が付いているとしたら前職場で息子が受けた指導員の接し方は間違ってない真顔真顔真顔


幼児〜小学低学年の子に接するようにしても、精神年齢のバランスが取れていたら苦痛にならないし、抗うつにはならない。


この辺も、IQと精神年齢のバランスが凸凹してるのか?


言葉を始め発信するスキルがないからIQ50代しか表現できないのか?


出口に向かう列で、後ろの女性2人が話していた内容がネガティブネガティブネガティブ


チャーリーの演技、上手だったよね〜と。

知的に対して???だったので「…」何も言えないです。

何十年も前の小説

「アルジヤーノンに花束を」が未だに人気なのは、読んだ人、観た人に課題を残すストーリーだからかも知れない。


奥が深いです。