家族は小さなコミュニティ
大人の発達凸凹さんの親同士の交流会に参加してきました。
それぞれ子どもの環境が違う中での情報交換。感じたのは、本人が殻に閉じこもってしまったら、支援も何も無いんだなという事。
親子関係、家族関係は大人になってから始まったわけではなく…ご本人さんの小さな頃からの積み重ね。そして信頼関係が築き上がっていく。最初の最初の小さなコミュニティは家族。その家族と上手くいってないご本人。他に信頼できる人がいるのなら良いけど…
親に心を閉ざし、診察の時も黙りだそう。
本人は困っているのか?いないのか?
困っているから通院しているんだろうけど…それでは何故?医師に黙りなのか?
「お母さんが怖いそうです」そう医師に言われた事があるそうで…
親子関係って、その場で直ぐに築けるわけではない。子どもの頃からの積み重ね。
ご本人さんに発達凸凹の診断名が降りる前まで、凄く激しく怒ってしまっていたと…
医師に黙りなのは、その影響があるのか…
親が何か話すと怒り出すので黙ってるしかないのだそうですが、これ、仕事しはじめたらキツイだろうと思う事が家庭内で頻繁にあるそうです。
本人が何も話さないので手帳を申請できるレベルの凸凹さんかどうか?医師も分からず…
息子は5歳の時に凸凹と判明。多動だ!場所見知りだ!泣き止まない!迷子になっても泣かないし親も探さない…という育児をして来たけれど…
大学生になってから診断された人の親は親で、違う大変さがあるのだなと…
定型だと疑わないで育てて来て、いきなり発達凸凹ですと言われたら親自身が受け止められないんだなと…
支援機関で行われた成人発達凸凹の親の交流会。支援機関の人は司会とひたすら話を聞くだけで、いつも何の情報も提供しない。
必要ないかも知れないけど…こういう制度がありますよ。こういうご本人の集まる場所がありますよと、情報提供だけして来ました。
「会えて良かった。情報ありがとう嬉しかった」と言われて、私の方が癒されました。
子どもの発達凸凹ちゃんが増えているけど…高校生以上で診断されて受け止められない親子も増えてるかも知れない…そう感じてます。