早く気づいて教えてあげれたら良かった…
就労継続支援B型作業所に、毎日遅刻してくる人がいる。どうしたら遅刻しないのか?
それは、B型スタッフさんの仕事。息子の仕事ではない。
息子は、遅刻してくる人を直すために通所してるの?
それとも
就職するために通所してるの?どっち?
その人が遅刻しないようにするのは、スタッフの仕事だよ。
息子は仕事を取ってしまうの?
スタッフに注意をされている人に意識が行ってしまい、イライラしていたみたいですが、この話をしたら気にせずに自分の作業をする事が出来るようになったようです。
ロシアがウクライナを攻撃して嫌だ。嫌すぎる。やめて欲しいんだけど
息子は、ロシアの大統領を知ってるの?友達? 息子が「やめてください」って言いに行ったら攻撃は無くなるかなぁ。それは、政治家の仕事だと思う。大統領や政治家の仕事を取ってしまうの?どこに言いに行くの?
この話をして依頼、ニュースを見て感想は言うものの、イライラしたりダメ出しする事は無くなりました。

失敗をしても、それを見つけて直してミス0にして提出すれば、OKなんだよ。提出する段階でミス0なら失敗にならない。
今までは,失敗は誰でもするよ。見直したり指差し確認すると良い!と教えてきましたが…「ミスしても直せば大丈夫なの?」と聞き返してきたので…今更ながら、これが分かっていなかったみたいです。もちろん、ミスを訂正する経験は学生の頃から積み重ねてありますが、本人の意識の中に意味付けされてなかったのでしょう。
「ミスしても直せばOKなの?直せして出せばOKなんだね」とニコニコしてました。
前職場の支援員は、どんな支援をしてたのでしょうか
ミスをすると、どうしてダメなのか?
パソコンで名刺入力をしているので、例に出して教えました。
「やばい!ダメダメ…使えないよ。」
「ダメダメ、使えないよ。お金払ってるんだから、間違えないで欲しい」
そうだよね。息子がB型でPC入力している名刺がその注文なの。終わった物が印刷されて、会社に届けられるのよ。
それでは、PCで【日本太郎】を【日本二郎】と打ち間違えて、それに気がついて【日本太郎】に直したらどう?
こうやって、仕事の流れも教えたら…仕事とは?どうしてミスしたものがあるかどうかの確認が必要か?ミスしたまま提出してはいけないのかが良く理解できたようでした。
B型作業所に慣れて来たところで、作業がダラダラとなってしまうと困るので、プレッシャーにならない程度に伝えておきました。
仕事を残して帰って来てないから、大丈夫なんだけど…教えとくね。仕事が終わらなくて、帰って来た時、その残った仕事をB型スタッフさんがやってくれてると思うから、そうゆう時は「ありがとうございました、」とお礼を言うのよ。
息子の通っているB型は、会社の下請け作業をしています。ですので、出来上がった物は、企業に納品されます。最終チェックは、スタッフさんがしてると思いますが…
これは、名刺作成を例に教えました。
名刺入力をB型で作成する→B型スタッフがチェックする。ミスをスタッフが直す。→納品
納品には、期限というものがあって、何月何日までに届けてくださいと決められている。
作業が終わらなかったら、代わりにその分をB型スタッフが仕上げて納品する。
自分がやっている仕事は、役に立っているんだと、息子の仕事に対する意識が変わったように思います。