​ちょっとブレイク〜ガリ勉くん、不思議ちゃんと呼ばれてた時代の凸凹さん

私は今、福祉関係のボランティアをしています。そこで最近、5080問題を聞いたり、見たりしています。50代の凸凹さんと80歳の母親。


3つのケース。

・ご本人さんが若い頃から引きこもってしまった。

ご両親他界。

ご両親以外の交流がなかったためか、外部の人に暴言を吐く。暴言のため、どこの支援機関にも繋がれない。1人で生活するスキルはないが、人を受け入れないため支援先がない。親族はどこにいるのか不明。


・親が借りてるアパートの一室に引きこもっている。職を転々として引きこもってしまった。障害基礎年金の申告書を50代なので本人に書かせたら、自己肯定感が下がり鬱が酷くなってしまった。父親にはなんとか会ってくれるが、母親は受け入れてもらえず話もできない。


・福祉団体が家庭訪問をしている女性。

お子さんは2時ごろ帰って来る。

コレクションが凄くて、少しでも動いた形跡があると母親を怒る。

母親と2人暮らし。

母親の年金を管理していて、お願いしないと使えるお金をもらえない。(虐待のレベルではないそうです。嫁いだ娘さんから見守っていて欲しいと福祉団体に連絡が入り繋がったそうです)


今年、5080問題の講演を聞きました。親の年金と本人の障害基礎年金を合算して生活してる家庭があり、別れてしまうと1人分の年金では生活でしない。そのために離れたくても離れられない関係になっている家庭があると聞きました。


そして…5080問題、実は3060問題でもあると。5080問題を抱えている人の中に、30歳を迎えるまでに1度親元を離れる事を試みたという人は、出会った事がないという事です。また、親も年をとりますので年々、1人での生活は心細くなり離れられなくなっていくケースが多いという事でした。


全員が全てがそうとは限りませんが…凄く考えさせられます。


息子には遅くとも30歳までにはグループホームで暮らしてねと高校の時から言い続けてるので、今ではスッカリその気になってます。


当初は25までにグループホームに入れたら良いねと言っていましたが、B型作業所に通い始めたばかりなので30歳までにと延長してしまいました。


ガリ勉くんと不思議ちゃん。発達障害なんて言葉のない時代に育って来た人。その保護者、受け止めて自覚している方が何人いるのか…時代の境に生きて来てる人は、生きづらいよね。そう思います。