本日の御書です。

「此の比丘、仏に云く「仏は此れ三界の中第一の特尊なり一切衆生の眼目にてをはす、設い十方世界を覆う衣なりとも大地にしく袈裟なりとも能く報じ給うべし、我が母は無智なる事、牛のごとし羊よりもはかなしいかでか袈裟の信施をほうぜん」と云云」(P968富木殿御返事)


尊い仏に供養すればこそ報いられるのであり、牛のように無智で、羊よりもはかない母に供養すべきとは、どういうことでしょうか?という比丘の問い掛けです。これが当時の常識的な考え方だったのでしょう。あまりにも差別的で悲しい発言ですね。創価学会が財務を始めた頃、宗門も同じような感覚で学会に対して「在家の団体が供養を集めるのは、けしからん」と批判したようです。浅はかで冷たい差別思想に凝り固まった宗団が日顕宗だと言えます。