本日の御書です。

「夫れ仏弟子の中、比丘一人はんべり、飢饉(ききん)の世に仏の御時事かけて候いければ比丘袈裟(けさ)をうて其のあたいを仏に奉る」

(P968富木殿御返事)


大聖人は、富木殿からご供養をいただいたお返しに、一人の比丘(僧侶)の物語を語られます。
その比丘は、飢饉で仏に供養するものが無かったため、自身の袈裟を売って、そのお金を仏に供養しようとしました。
ご供養の精神、また、ご供養を受ける側の御心に触れることができる御書ですので、数回に分けて、仏と比丘のやり取りを確認していきたいと思います。